車内で足湯を楽しめる新幹線として2014年にデビューした「とれいゆ つばさ」は、
2022年3月をもって運行を終了いたしました。
温泉街のように散策しながら、「食」「温泉」「歴史・文化」「自然」を楽しんでいただくというコンセプトをテーマに、
乗ること自体が目的となる列車として皆さまに親しまれてきました。
これまでご利用いただいたお客さま、応援してくださった皆さま、ありがとうございました。
いつまでも皆さまの心に残りますよう願いをこめて。
「とれいゆ つばさ」メモリアルページをお楽しみください。
あゆみ
2014年7月
山形デスティネーションキャンペーンの開催に合わせて
新幹線初のリゾート列車としてデビュー。
旅行商品限定のお弁当は、山形県出身の
料理研究家「こうちゃん」プロデュースの
ブランチ「はらくっちーな」・ふるさと御膳「おしょうしなっし」を提供。
2015年7月
デビュー1周年記念
セレモニーを開催
2015年7-9月
デビュー1周年を記念して
団体臨時列車を運行
2019年4月
車内設備やサービスを一部リニューアル
内装
- 車内7ヶ所に多言語案内ディスプレイを設置
- 12-14号車の座布団を天童将棋駒等のデザインに変更
- 16号車の足湯スペースに「天童木工」を使用したソファーを設置
車内弁当
日本各地の駅弁の中でも圧倒的な人気を誇る、山形県米沢駅の名物駅弁「牛肉どまん中」。
その人気駅弁にさらに、山形の食をふんだんに詰め込んだ
とれいゆ つばさ限定「牛肉どまんなか」弁当にリニューアル。
2019年7月
乗車5万人&5周年記念
・「乗るべ、足湯新幹線。キャンペーン」を実施
デビュー5周年を記念して団体臨時列車を運行
・とれいゆ つばさ5周年特別企画「食べっしゃ」
2021年12月
「やまがたワーケーション新幹線」を運転
2021年12月
「ありがとう とれいゆ つばさ」
フィナーレプロジェクトスタート
乗車記念ステッカープレゼントや
「とれいゆ つばさ」オリジナル商品、
特別な旅行商品を企画販売
「ありがとう とれいゆ つばさ」シンボルマーク
【コンセプト】
とれいゆ つばさのエクステリアデザインである月山グリーン、蔵王の清々しい白のカラーリングをベースに、沿線の山々を意識した円弧のラインをデザインモチーフとし、
これぞ「とれいゆ つばさ」がシンプルに感じられるデザインに仕上げました。
2022年3月27日
3月27日 「ありがとう とれいゆ つばさフィナーレ号」をもって運行終了。
多くのお客さまにご乗車いただきました。
列車紹介
車両の愛称
とれいゆ
「トレイン(列車)」とフランス語の太陽を意味する「ソレイユ」を合わせた造語です。
「食(太陽の恵みによる様々な食材)」「温泉」「歴史・文化」「自然」を温泉街のように散策しながら列車の旅を楽しむ、というテーマが凝縮された列車であるという想いを込め命名しました。
- ● 車両形式
- E3系(新幹線用車両)の改造
- ● 定員
- 143名
- ● 運行線区
- 山形エリア(福島〜新庄間)を中心とした山形新幹線区間
山形の中央にそびえる主峰「月山」をモチーフに、この土地のシンボルであるその姿をおおらかな円弧で表現しました。カラーリングはテーマカラーの月山グリーンを中心に、山形の大動脈として流れ続けてきたもう一つのシンボル最上川の趣のあるブルーを先頭に配しています。また特徴的な円弧のラインはこれまでのつばさのイメージを踏襲しながら沿線の美しい山々をあらわし、全体を蔵王の清々しい白で包みました。
足湯(くつろぎの間)
16号車
石張りの小上りに設けた2槽の湯船。
「天童木工」のソファーで、車窓を眺めながらおくつろぎいただきました。
湯上がりラウンジ
(モノや人との
出会いの間)
15号車
畳のお座敷、本桜のテーブル、漆喰質の壁、石張りの小路などが出会いの場を彩りました。
バーカウンター
15号車
紅花色のバーカウンターでは、山形の地酒やフルーツジュースなどの商品をお求めいただけました。
お座敷指定席
(語らいの間)
12〜14号車
大きなカバ材のテーブルと、ゆったりの畳座席に 「天童将棋駒」等をデザインした座布団を設置。リラックスした旅の時間をお過ごしいただきました。
編成図
路線図
※写真・イラストはすべてイメージです。 ※地図は略図です。 ※記載の情報は2022年3月現在のものです。