Cafeteria カフェテリアについて

小学生の頃から、生家である中華料理店を手伝い始め、東京都立農業高校食品製造科卒業と同時に、厨房へ。
22歳で料理長に就任し、同時期にテレビ番組「料理の鉄人」に出演して一躍注目を集める。公益社団法人日本中国料理協会技能功労賞を受賞し（2014年）、様々なメディア出演や食育活動、街おこしプロジェクトに参画するなど、高い評価を得ている。
2021年7月に東京銀座から静岡県熱海市内に本店を移転し、静岡の食材を生かした中国料理を提供。オープン同月に発生した伊豆山土石流災害で被災した「コマツ屋製麺」との協働ラーメンプロジェクト「熱海復興麺」を展開。

監修の想い

約3年前、コロナの最中に、私たち家族は、夫の生まれ故郷である熱海に旅行に向かいました。
今から7年ほど前に2か月ほど、伊豆多賀でポップアップレストランを営業した事もあり、私も熱海に来ることは何度かありましたが、久々に人のいない熱海で時間を過ごした私は、その青空や、風の気持ちよさ、そして様々なバラエティのある食材に大きな魅力を感じていました。
思い切って熱海で常設店を作りたいという気持ちは、その時に芽生えたものでした。

人が感じる「おいしい」には、必ず「思い出」が繋がっていると私は考えています。

海のもの、そして山のもの、その土地の思いが宿った食材を取り入れながら、皆さんの旅の入口、そして出口でも、想い出に残る「美味しい」を作り上げていけたらと思っています。

さらに、今回は熱海復興への思いが詰まったお料理も用意しました。
オープンを予定していた月、あの土石流が起こりました。私たちはオープンを遅らせてその時出来る事として熱海でオープンするに向けて、新しく作り上げた油揚げで包む五目シュウマイにひとつ10円の寄付を行う事で、微力ながら被災地の皆様への支援を行ってきました。（既にシュウマイプロジェクトは終了しています。）さらに、熱海復興担々つけ麺は、そんな思いが繋がり、熱海伊豆山での被災で1年近く休業をやむなくする事となった地元の名店、コマツ屋製麺さんとのコラボレーションによって生み出した麺です。
静岡県産の小麦を使いながら、地元の美味しさを感じていただける麺に仕上がっていると思います。

皆さんに、サフィール踊り子での「思い出に残る味」を、そして伊豆をまた旅したくなる「美味しさ」を作らせていただけていたら幸せです。

2023年8月

中国料理「美虎-Miyu-」