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JR東日本からのプレスリリースを年度別に掲載しています。(JR東日本広報部)
2002年8月21日
 

総合防災訓練の実施について
 
JR東日本では、総合防災訓練を、来る9月1日の「防災の日」に実施します。
今回の防災訓練では、平成7年度から取り組んできた大地震発生時の救助・救援体制のもと、本社、支社、現場が連携をとって行います。
訓練は次のような内容を中心に、参加者が約12,000名の規模で実施します。
発災直後に高崎支社で本社対策本部を運営する訓練
田端の東京支社ビルに本社対策本部を設置し、体制が整い次第、高崎支社から引継ぐ訓練
田端の東京支社ビルで本社対策本部を運営する訓練
救助救命に関する全社的な訓練
関係部外機関や協力会社との連携による救助要員等の輸送訓練
社員家族の安否の確認訓練
また、政府や自治体等と連携して行う訓練として、内閣府主催の東海地震に対する訓練、7都県市合同防災訓練等に参加します。
 
訓練は以下の要領で行います。
1. 日時
2002年9月1日(日) 7時00分〜12時30分(予定)
2. 訓練の想定
 東京圏については、「7:00に東京直下を震源とする震度6強の地震が発生し、東京支社ビルは機能しているが、駅舎の崩壊、列車の脱線等の被害により、多数の死傷者が発生した。」との想定で訓練を行う。地方支社においては、各支社管内での大地震発生を想定した訓練を行う。
3. 主な訓練内容
(1)  災害対策本部の設置・運営訓練
発災直後は、まず高崎支社に本社対策本部を設置し運営する。
本社対策本部要員が東京支社に非常参集する(指定された者は徒歩、自転車で参集する)。参集後、対策本部の情報機器の設営を行う。
設営完了後、高崎支社の対策本部から本社対策本部を引継ぎ、運営する。
支社(全支社)の対策本部は各支社に設置し運営する。支社対策本部要員も各支社に非常参集する(指定された者は徒歩、自転車で非常参集する)。
(2)  情報伝達訓練
現地対策本部、情報連絡拠点、救助中継基地、本社対策本部間で、通信衛星を含めた各種回線を使用して被災状況把握や救助派遣指示等を行う。
ヘリコプターにより被災状況を調査し、本社対策本部への連絡等を行う。
(3)  安否確認訓練
「災害伝言ダイヤル171」等により、連絡のとれない社員と職場との安否の確認や、社員と家族との安否確認訓練を行う。
(4)  非常参集訓練
本社、各支社等の社員を対象に、最寄り駅や所属現場など予め指定された箇所への非常参集を行う。
(5)  救助要員の派遣及び救助救命訓練
非常参集した社員を被災現場に派遣し、お客様の避難誘導、救助救命等の訓練を行う。
(6)  ヘリコプターを活用した医療班、医療品の輸送訓練
(7) 新幹線大宮仮指令所の設置・運営訓練
新幹線の総合指令所の使用不能を想定して、大宮仮指令所を設置し、被災状況の把握、大宮駅での折り返し運転のための指令等を行う。
4. 主な訓練の実施箇所とスケジュール
(1)  災害対策本部の運営訓練
高崎支社内に本社対策本部、各支社内に支社対策本部を設置・運営 [7時05分〜9時30分頃]
高崎支社から本社に対策本部を引継ぎ運営 [9時30分〜12時30分頃]
(2)  被災状況等の情報把握・伝達訓練……新宿情報連絡拠点等(21箇所) [7時〜12時頃]
(3)  救助救命等の訓練……品川駅等(11箇所) [9時〜12時頃]
(4)  ヘリコプターを活用した訓練
早期被害状況把握……高崎ヘリポート〜東京上空(対策本部と無線交信) [8時30分頃発]
医療班派遣……自衛隊松戸基地→池袋駅(自衛隊練馬基地) [8時頃発]
(5)  新幹線大宮仮指令所の設置・運営訓練……新幹線大宮仮指令所 [8時〜12時頃]

【参考】平成14年度総合防災訓練の主な実施箇所