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JR東日本からのプレスリリースを年度別に掲載しています。(JR東日本広報部)
平成13年3月6日


国内初のインターネットによる調剤薬局支援サービスを開始

調剤薬局では、薬剤師による医薬品の情報管理に手間がかかったり顧客調剤薬歴を把握しにくい状況であり、それらに対する関係者の潜在的な改善ニーズがあります。
今般、(株)JR東日本情報システムは、薬事関係の会社や大学と提携して調剤薬局を支援するビジネスモデルを開発し、共同設立した(株)イーメディカルによる、日本国内で初めての総合的な調剤薬局支援アプリケーションサービスプロバイダ(ASP)のサービスを開始いたします。

[ 注 ] ASP … 特定の業務ソフトを、契約期間だけユーザ企業に対してインターネットを通じて遠隔提供するサービスであり、ユーザ企業は業務ソフトを低廉に利用できるメリットがある。


1. 現状と改善策
【現状】 店舗単独パソコン
薬局個別管理
限られた機能
調剤薬局の医薬品情報管理に手間取り、更新遅れがある
調剤薬局間および長期の顧客調剤薬歴の管理が難しい
調剤薬局毎の医薬品在庫管理であり複数店管理を行いにくい
【今後】 データセンター
一括情報管理
薬剤師支援機能
新薬や薬剤相互作用などの調剤支援の情報を素早く提供する
顧客の薬歴情報に関する調剤薬局チェーン店の共通管理機能、 および長期蓄積した顧客の調剤薬歴情報を提供する
調剤薬局チェーン店の一括在庫管理を行う

2. 調剤薬局ASP事業の内容
(1) サービス項目
調剤薬局の店舗単独パソコン(レセコン)と同等以下の料金で、各種サービスを提供します。
[1] 最新の調剤情報や顧客調剤薬歴の情報提供による薬剤師支援
[2] 医薬品の在庫管理の支援(調剤薬局チェーン店の在庫集中管理を含む)
[3] レセプト(調剤報酬明細書等)請求書作成 など
(2) 提供会社 株式会社イーメディカル
(3) 開始時期 2001年4月16日(調剤薬局へのモニターサービスを開始)
(4) 事業目論見
(売上想定) 
初年度:約3億円、5年後:約30億円

現在の調剤薬局業務の概念図
インターネット「調剤薬局支援ASP」の概念図