画像提供 富岡市
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明治初期に建てられた富岡製糸場。製糸場の顔ともいえる東置繭所(ひがしおきまゆじょ)は主に繭を貯蔵していた建物。
美しい煉瓦造りの建物には、木材で建物の骨組みを造り、壁の仕上げに煉瓦を用いた木骨煉瓦造が採用されました。この構造による建築物が良好な保存状態のままで保たれていることは珍しく、見どころのひとつとなっています。
現在は製糸の歴史を伝える展示スペースとして使われ、建築に用いられた煉瓦の模型などが展示されています。
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製糸場を訪れたらガイドツアーへの参加がおすすめ。製糸場の歴史はもちろん、実際に繭に入った小さなカイコのさなぎを見ながら、カイコから生糸が作られる過程を学ぶこともできます。
東置繭所に隣接する繰糸所では当時、繭から糸を取るために釜に入れて茹でてほぐす作業が行われ、300釜が稼働していました。
昭和41年以降になると自動繰糸機が設置され、今でもそのまま保管されています。
東置繭所同様国宝に指定されている歴史的な場所です。
画像提供 富岡市
平日には創業当時の手法であるフランス式繰糸器を使った繰糸の実演を見学できます。
当時、生糸を作るには繭を沸騰した湯に入れ、繭から一本の糸を取り出し、その糸を複数寄り合わせるという、卓越した技術と時間のかかる仕事でした。
なお、土日祝日には器械製糸の導入前に主流だった座繰り器で繰糸体験ができます。伝統的な製法を体験することで、製糸について学びを深める貴重な体験になるでしょう!
住所 | 群馬県富岡市富岡1-1 |
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おもなアクセス | JR信越本線「磯部駅」から車で約20分 |
TEL | <見学についてのお問い合わせ>0274‐67‐0075 <市営駐車場についてのお問い合わせ>0274‐67‐0088 |
営業時間 | 9時~17時(最終入場16時30分) |
定休日 | 年末(2020年12月29日~2020年12月31日) |
料金 | おとな:1,000円 高校生・大学生(要学生証):250円 小・中学生:150円 未就学児:無料 |
WEBサイト | http://www.tomioka-silk.jp/ |
※記事内の料金・価格はすべて税込です。 ※掲載の情報は2020年2月末時点のものです。今後、変更がある場合もございますので、くわしくはWEBサイト等でご確認ください。 |