鶴ヶ城
真っ白な雪に覆われた会津若松のシンボル、鶴ヶ城。雪の間から天守閣の赤い瓦が少し顔をのぞかせています。通常、城には黒い土瓦が用いられますが、冬の寒さが厳しい会津では凍み割れ(瓦の中に入った水分が凍って膨張し、割れたりひびが入ったりすること)が起きないよう、鉄分を多く含む釉薬を使った珍しい赤い瓦が使われています。天守閣の内部は博物館になっていて、会津の歴史がパネルや映像で紹介されているので、歴史に親しむきっかけにもなってくれそう。最上階からは磐梯山や飯盛山、会津盆地の風景が見渡せます。
毎年2月(2021年は2月12日(金)・13日(土))には、鶴ヶ城や御薬園、市内各所を会場に「会津絵ろうそくまつり」が開催されます。1本1本職人の手で描かれる会津の伝統工芸品「絵ろうそく」が約1万本も灯され、雪景色に浮かぶ幻想的な風景は必見です。
猪苗代湖としぶき氷
厳冬期にだけ見ることができる自然の絶景、それが猪苗代湖のしぶき氷。湖の水が強い西風にあおられ湖岸の樹木に凍りついたもので、日本では数カ所でしか見ることができません。自然だけが創り出せる氷の芸術の姿は圧倒的。
その年の気象条件にもよりますが、猪苗代湖で見られるのは1月中旬〜2月上旬にかけて。最寄りの猪苗代湖天神浜駐車場からしぶき氷が見られる場所まで15分ほど歩くので、暖かい服装は必須。雪用の長靴や防寒の帽子・手袋なども準備しておきましょう。車はスタッドレスタイヤやタイヤチェーンが必要なので、慣れない場合はタクシーの予約を。
写真提供:奥会津郷土写真家 星賢孝
福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶJR只見線は、只見川や山々が織りなす四季折々の絶景が素晴らしい、鉄道ファンやカメラマン憧れの路線です。次々と変わる車窓からの雪景色にも心を奪われますが、絶景スポットとして知られる第一只見川橋梁ビューポイントにも足を運んでみましょう。渓谷と只見川、鉄橋を通過する列車が描く、まさに絵画のように美しい風景を見ることができます。
会津宮下駅からビューポイントに近い道の駅尾瀬街道みしま宿までは月~土曜(日祝休)に町営バス(8:10発)、帰りはデマンドバス(10:20発、13:20発 要予約)が運行しています。道の駅からビューポイントまでは徒歩約10分、舗道は滑りやすいので、防寒対策と雪道に適した靴の準備を。
住所 | 福島県会津若松市追手町1-1 |
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おもなアクセス | JR磐越西線会津若松駅 |
TEL | 0242-27-4005(鶴ヶ城管理事務所) |
開城時間 | 8:30~17:00(入城締め切りは16:30) |
料金 | 大人410円 小人150円 |
WEBサイト | http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html |
※掲載の情報は2020年10月中旬時点のものです。今後、変更がある場合もございますので、くわしくはWEBサイト等でご確認ください。 |
住所 | 福島県耶麻郡猪苗代町大字中小松 |
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おもなアクセス | JR磐越西線猪苗代駅からタクシーで約10分 |
TEL | 0242-62-2048(猪苗代観光協会) |
WEBサイト | https://www.bandaisan.or.jp/sight/shibukice/ |
※掲載の情報は2020年10月中旬時点のものです。今後、変更がある場合もございますので、くわしくはWEBサイト等でご確認ください。 |
おもなアクセス | JR只見線会津若松駅 |
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WEBサイト | https://tadami-line.jp |
※写真提供:奥会津郷土写真家 星賢孝 ※掲載の情報は2020年10月中旬時点のものです。今後、変更がある場合もございますので、くわしくはWEBサイト等でご確認ください。 |