地方創生
伴走型地域づくり
東日本エリアの交流人口・関係人口・定住人口を拡大することを目的に、持続可能な地域をめざし地域と当社グループが共創して多様な課題解決に取り組む「伴走型地域づくり」を推進しています。
持続可能な地域づくりの推進に向けた好事例の展開
地域と共創して取り組む観光流動創造・地域活性化策を年間30件実施することをKPIに据え、統括センター等各地域の社員がフロントとなり「伴走型地域づくり」を推し進めるために、地域との対話に活用するサポートツールの展開やワークショップ・セミナーによる人材育成を実施しています。また「JR東日本地域共創アワード」の開催により、好事例を当社グループや地域の関係者へ広く周知し、当社グループが持つさまざまなソリューションと地域の魅力を掛け合わせた新たな価値の創造を加速させていきます。
宿泊施設を基点とした「新たな日本の価値創出」
世界的ホテリエであるAdrian Zecha氏との連携により、新しいホテルブランド「AZUMA FARM」を2025年1月に立ち上げ、「小岩井農場」の地に2026年春に「AZUMA FARM KOIWAI」を開業します。また、小岩井農牧株式会社や地域の皆さまと連携したさまざまなアクティビティ、空飛ぶクルマ等の新モビリティなどを通じ、新たな体験や地域の価値を創造します。

鉄道文化遺産を活用した「碓氷峠廃線ウォーク」高付加価値化の取組み
一般社団法人安中市観光機構が中心となり2018年に造成した「碓氷峠廃線ウォーク」の高付加価値化を目的に、一般社団法人安中市観光機構や地元自治体、当社等が連携し「廃線ウォークナイトコンテンツコンソーシアム」を設立しました。
コンテンツの魅力を最大限に活かした地域活性化をめざして協議を重ね、冬季や夜間でも利用が可能な「光と音の体験型ナイトウォーク MELODIC LIGHT WALK」を新たに造成しました。
インバウンドの取り込みも含めたデジタル及びリアルの広告媒体を活用した誘客促進、JRE MALLふるさと納税やJRE MALLチケットへの出品など、JR東日本のアセットも活用しながら、今後も地域の皆さまと連携してよりサステナブルなコンテンツへと磨き上げていきます。
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廃線ウォーク -
MELODIC LIGHT WALK
DXを通じた社会課題の解決~移動とくらしのチケッティング~
労働力不足などに起因した課題が顕在化する今、自治体と連携した地域交通のDXは当社グループにも共通する重要な課題です。当社グループのリソースの活用や、他事業者とのダイナミックなアライアンスで、新しい移動の価値を構築し、地域課題解決に貢献していきます。
移動領域のDXから始まったMaaSを、今後は地域課題の解決・生活コスト全体の削減のため「くらし」領域にも拡大・統合することで「社会システム」へと進化させていきます。
Suica Renaissance「ご当地Suica(仮称)」の実現

交通系ICカードとマイナンバーカードとの連携など地域DXサービスのエリア拡大・機能拡充を進めるとともに、さまざまな公共サービス、地域独自のサービスを提供する「ご当地Suica(仮称)」を構築し、安心かつ快適な生活サービスを利用できる環境を実現していきます。
地域交通と鉄道のシームレスな移動を可能にする「地域連携ICカード」
「地域連携ICカード」とは、地域の交通事業者が運行するバス等の定期券や各種割引などの地域独自サービス機能と、Suicaエリア及びSuicaと相互利用を行うエリアで利用可能な乗車券や電子マネーなどのSuicaサービスを1枚にまとめた2in1カードです。
地域交通を担う事業者さまにとっては、当社が構築したセンターシステムを共用することでサーバ管理やシステム更新時の費用負担が不要となり、安価でIC乗車サービスを導入できるメリットがあります。
2021年3月にサービスを開始した「totra」(宇都宮エリア)から2025年3月の「KURURU」(長野エリア)まで、現在15種類を数え、バス等の車両としては3,000台を超える規模に拡大しています。今後もこうしたサービスの提供を通して、公共交通機関の利便性向上と持続的な維持に貢献していきます。
