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駅弁とは。

日本初の鉄道は1872年(明治5年)10月14日、新橋~横浜間で開業しました。

鉄道の延伸とともに各地で弁当の立売が始まる中、 駅弁が誕生したのは今から140年前。
諸説ありますが、
1885年(明治18年)7月16日、宇都宮駅で販売された 「黒ゴマをまぶした梅干し入りおにぎり2個と たくあん2切れ(竹の皮包み、5銭)」が最初の駅弁とされています。

その後、1889年(明治22年)には姫路駅で二段重ねの幕の内弁当が登場。
このとき初めて「掛紙(かけがみ)」が用いられ、 駅弁の「顔」として親しまれるようになりました。
掛紙には商品名や価格だけでなく、 観光案内やマナー啓発の内容が記されることもありました。

さらに明治30年代には、鯛めし・鮎ずし・あなごめしなど 地域の特産を活かした「ご当地駅弁」が誕生。
現在の駅弁文化の原型が早くも形作られていきました。
以降、駅弁は「旅のお供」として鉄道とともに歩み続けています。
安全でおいしい食事を届けたいという思いから、 地域色豊かな食材や献立を取り入れた多彩な商品が次々に生まれました。

今年140周年を迎える、日本人のやさしさや工夫が育んだ駅弁は、 世界に類を見ない日本固有の鉄道食文化として、これからも歴史を刻み続けます。

本年度の「駅弁味の陣」では駅弁140周年を記念した 復刻駅弁もエントリーしております。

駅弁一覧に 復刻 アイコンが付いた駅弁が対象となります。

節目のこの機会にぜひご賞味いただき、
受け継がれてきた駅弁の歴史と味わいを感じてみてください。