ケビン・ジャクソン
(オービックシーガルズ)
&
ディドゥダ
(バルドラール浦安)
『京葉線プラス』限定のスペシャル企画、「KEIYO TEAM6 クロストーク」。
6チームの注目選手や共通点を持つ選手やスタッフが、競技の枠を越えて様々なテーマでトークします。
記念すべき第一回はケビン・ジャクソン選手(オービックシーガルズ/アメリカンフットボール)とディドゥダ選手(バルドラール浦安/フットサル)の『助っ人対談』。
すでに通訳を必要としない“日本語堪能”な二人による、本音トークを是非ご覧ください。
お互いの試合は見たことが無いそうですが。
ディドゥダ:ないです。是非、観たい。今シーズンは残念ながら公式戦がないそうなので、来シーズン必ず行きます!
ケビン:僕もフットサルは観たことがないです。今度のホームゲーム、行きますよ!
ディドゥダ:本当に!?嬉しい。しっかり“潰す”ところを見てね。ケビン選手も試合に出ても良いよ。監督に言っておく(笑)
ケビン:あの僕は実はボールを蹴るのが苦手で(笑)。僕はタックル専門だから…。しっかりトレーニングしてからにするよ(笑)
ディドゥダ:ちなみにオービックシーガルズには何人の選手がいるの?
ケビン:65人ですが、試合に出られるのはそのうちの57人です。自由に交代できるのはフットサルと同じですよね。ディドゥダ選手は僕と同じタックル専門のポジションが向いているかな?
ディドゥダ:いやいやケビン選手の体格を見たら僕は無理(笑)。ボールを蹴る専門の選手もいますよね?
ケビン:キッカーですね。いますよ、この後グランドで是非チャレンジしてください!
※この後、ディドゥダ選手は実際にグラウンドでフィールドゴールに挑戦していました。
動画はこちら
お互いに“助っ人”として来日して感じる、日本人選手の特徴はありますか?
ディドゥダ:ポジティブな面、ネガティブな面、両方あるように思います。ケビン選手、どうですか?
ケビン:確かにそれは感じますね。アメリカ人はとにかく本能的な激しさを試合で出しますが、日本人選手はまずは頭で戦術などを理解しないと、なかなか納得して上手にプレーで発揮できないように感じます。
ディドゥダ:勝ちたい気持ちに飢えている面などは外国人選手の方が上ですね。日本人選手は社会の優しさが、スポーツでは裏目に出ている場面がよくあるように感じます。
ケビン:それは思う。子供の頃からの教育の影響は間違いなくある。より自立した考えを求めるのがアメリカやブラジルだとしたら、日本人は枠にはまるのが上手い。それは一瞬の判断を求められるスポーツではマイナスかもしれないです。
ディドゥダ:子供の頃からの生活は大きく影響しますよね。日本人はルールを守るのは本当に上手。だけどすぐにその先のことを考えてしまう。『目の前の試合に絶対に勝つんだ!』という気持ちを表現する、プレーに出す部分では僕らの方が上だという自負がある。
ケビン:そのあたりを僕らは上手に日本人選手に伝えて、チームの勝利へ向かわせることが仕事なのだろうね。簡単ではないけれど、スポーツは戦いだからね。
ケビン選手は市川市、ディドゥダ選手は浦安市在住ですが、京葉線もよく利用されるそうですね。
ディドゥダ:実は浦安に移籍する前、大分時代はほとんど電車に乗ることがなかったです。ほぼ車が移動手段でした。でも浦安へ移籍してきて、ラッシュも経験しましたし、家族と様々なところへ外出もするようになりました。
ケビン:僕は電車で練習グラウンドまで行きますし、京葉線のヘビーユーザーです。乗り間違いも今はまったくしないです(笑)
ディドゥダ:京葉線と言えば舞浜、ディズニーランド。お互いに小さな子供がいると、年に何回は行きますよね。
ケビン:そうですね。僕は都内へ出掛けることも多いです。日本の電車は時間に正確ですし、とても便利に使わせてもらっています。
千葉の印象はどうですか?
ディドゥダ:最初は人が多くてビックリした(笑)。でも東京へ行ったら、もっと人が居る!すごい都会だなと思ったけど、2年住むと慣れました。
ケビン:買い物するのも便利だし、デパートもそんなに遠くない。それと子育てするのに公園などの環境も揃っている。褒めすぎましたね(笑)。あと感じるのはKEIYO TEAM6のようにこれだけ近くにスポーツ団体のトップチームが集まっているエリアは珍しいですよね。
ディドゥダ:確かにそうですね。ブラジルは基本、フットボールが中心です。ケビン選手とマリーンズやジェッツを応援に行きたいですね。
今回のように他競技の選手との交流はいままでありましたか?
ケビン:ほとんどなくて、今日のような機会は本当に嬉しいです。ディドゥダ選手と仲良くなれましたよね?(笑)
ディドゥダ:そうだね(笑)。この後、本当に連絡先交換してね(笑)。是非、いろいろな交流が出来ると嬉しいな。
ケビン:ディドゥダ、お願いがあるんだけど。
ディドゥダ:何?
ケビン:今度、ポルトガル語を教えてよ。
ディドゥダ:僕のポルトガル語は少し汚い言葉もあるけど良いかな?(笑) それは冗談として、もちろんいいよ!
ケビン:それともう一つある…是非ブラジル料理を食べさせて!
ディドゥダ:だからさっき言ったじゃない!今月中にホームパーティーするよって(笑)
ケビン:これを機会によりKEIYO TEAM6での交流の輪が広がると良いね。今日は素晴らしい時間だったね。
ディドゥダ:全チームの外国人選手を集めてパーティーしよう!その前にそれぞれの競技に挑戦するのもありだね!僕がアメリカンフットボールのキッカー、カッコいいだろうな!(笑)
ケビン・ディドゥダ:今日はありがとうございました!
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KEIYO TEAM6 クロストーク Vol.1(前編)を見る |
アメリカ カリフォルニア州出身
193cm/108kg
1981年11月10日生 37歳
ポジション/DL(ディフェンスライン)
2005年オービックシーガルズ加入。
2005年、2013年:JAPAN X BOWL MVP受賞。
2005~2014年、10年連続でオールXリーグに選出。
ブラジル サンパウロ州出身
170cm/76kg
1985年1月17日生 33歳
ポジション/FP(フィクソ)
ブラジル、スペインのクラブを経て2010年バサジィ大分へ加入。その後、2017年バルドラール浦安へ移籍。
2018年12月8日に行われた名古屋戦で、チームリーグ戦通算1000点目となるメモリアルゴールを決めた。