180cmの巨大こけし!!夜に映える”こみせのこけし”に癒される旅に出かけよう!!180cmの巨大こけし!!夜に映える”こみせのこけし”に癒される旅に出かけよう!!

歴史が息づく町並み、青森県黒石市中町こみせ通りでホッと一息。

黒石市は青森県のほぼ中央に位置し、「黒石米」と「黒石りんご」の産地として知られる古くからの城下町です。近年は、紅葉の名所「中野もみじ山」や「黒石やきそば」「つゆやきそば」とともに、重要伝統的建造物群保存地区の「中町こみせ通り」が全国的に注目されています。
黒石で誕生した「こけし灯ろう」が、やわらかく温もりのある灯りで人々を癒しています。今回は、夜に映える「こけし灯ろう」をご紹介します!

“こみせのこけし”黒石こけし灯ろう特別展示で黒石の魅力を発信!

中町こみせ通り
中町こみせ通りとは
日本の道百選に選ばれ、現在もなお、藩政時代からの風情を保っています。昔の商店通りだったこの道は、買い物に来たお客さんを日差しや吹雪から守るため、自分たちの敷地内にアーケードを造った「思いやり」の溢れる通りでもあります。
こけし灯ろう
きりたんぽちゃんきりたんぽちゃん
こけし灯ろう…
黒石市で生まれた創作こけし。津軽系こけしの形をしたものや、武者絵が描かれた「えんつこ型」まで、形も大きさも様々な種類があります。大きさは30cmから180cmまであり、要望に応じて好きな顔にカスタマイズすることもできます。

黒石駅から徒歩で約10分ほどの中町こみせ通りに、 約30体の巨大なこけし灯ろうを特別展示します。歴史情緒あふれる中町こみせ通りと幻想的なこけし灯ろうの相性は◎。みなさんも、レトロで幻想的な灯りに癒され、頭の中を空っぽにして心をリセットしてみてはいかがでしょうか。
こみせ通りの夜に浮かびあがる”こみせのこけし”をぜひお楽しみください!
展示期間:2022年3月31日(木)まで
点灯時間:17時~22時
設置場所:中町こみせ通り

こけし灯ろうができるまで…

森勇一さん

制作者の森勇一さんに「こけし灯ろう」について聞いてみました。

森勇一さん

Q1こけし灯ろう制作のきっかけは??
青森県と言えば、りんごやねぷたなどが有名です。青森市の「ねぶた」や弘前市の「ねぷた」のように、古い町で趣のある黒石市の良さをもっとアピールしたいと思いました。そこで、ねぷたや津軽凧制作の技術と黒石市で有名な「こけし」を組み合わせて「こけし灯ろう」を始めました。

型紙
基礎
紙貼り

Q2どのように制作されるの??
型紙の作成、こけしの基礎作り、紙貼り、絵付けの順番で制作します。丸い形になるように針金を巻き付けたり、絵貼り、絵付けなど、緻密で細かい作業が多いんですよ。

こけし灯ろう

Q3どのようなお客さまからの注文が多いの??
県外のこけしマニアの方や居酒屋を経営している方からの注文が多いです。居酒屋の店先に置いていただくことが多く、店名を書いたものなどオリジナルのこけしを作っています。
東京で展示していた「こけし灯ろう」を見て、在留フランス人の方から注文を受けて、フランスまでお届けしたこともあります!
こけし灯ろうの大きさは30cm・60cm・90cm・130cm・180cmと様々で、一番人気は家にも飾りやすい130cmサイズです。他に壁掛け灯ろうなどもあります。

こけし灯ろう
こけし灯ろう

Q4様々な形や表情のこけしがありますが、何か「決まり」のようなものはあるの??
こけしには伝統的な形などはありますが、表情については自由に描いています。
お客さまに合わせて、形、表情などをオーダーメイドで制作していますので、自分だけの「こけし」を楽しむお客さまも多いです。
ハワイへのお土産としてお客さまから注文を受けたときには、頭にハイビスカスを付けたこともありました。

こけし灯ろう
こけし灯ろう
あきおとつがにゃんあきおとつがにゃん

Q5「こみせのこけし」で制作したこけしの特徴は??
津軽をイメージして、りんご、ねぷたなどの伝統的なものから、土偶をイメージしたものやJR東日本秋田支社の「meet the heart」公式キャラクターのつがにゃんまで、いろいろと作りました。

中町こみせ通り

Q6お客さまへ一言
ぜひ黒石にお越しになって、趣のある「中町こみせ通り」の街並みと、色々な表情で夜の街をやわらかく照らす「こけし灯ろう」をお楽しみください。

青森県黒石市中町こみせ通りで、夜に映える〝こけし灯ろう″に癒されてホッとひと息をつきながら、歴史や文化を感じる、ゆったりとした旅へ出かけてみませんか。

このコラムは2021年11月時点の情報です。

記事作成:JR東日本秋田支社

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