もっと知りたい!185系大解剖!

もっと知りたい!185系大解剖!

1981(昭和56)年1月、東海道本線の急行・普通列車に使用していた153系電車を置き換えるため、当時の国鉄が通勤・通学輸送にも対応できるという新機軸を盛り込んで開発した車両が185系直流特急形電車です。東海道本線に0番代、翌年には高崎線・上越線用として耐寒耐雪構造を施した200番代を投入し、当初は急行列車や普通列車に使用していましたが、本来の車両の設計目的である特急列車から普通列車まで幅広く使用できる利便性の高い車両として運用されてきました。
東北・上越新幹線の大宮駅暫定開業に運転された上野~大宮間の「新幹線リレー号」、上野駅発着の東北本線・高崎線系統での「新特急」、スキー列車「シュプール号」などでも活躍していました。JR発足後は、特急列車での使用を考慮したアコモデーションの改善が行われ、現在は東海道本線・伊東線の東京~伊豆急下田・修善寺間の特急「踊り子号」を中心に運用されています。国鉄時代に登場してから約40年間、首都圏の通勤輸送から特急列車まで、幅広い活躍を続けています。※2020年10月現在の情報です。

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