価値創造モデル

グループ経営ビジョン
「勇翔2034」を実現する
価値創造モデル

JR東日本グループは、モビリティと生活ソリューションそれぞれが強みと資本を活かして、成長のための5つのエンジンにより成長戦略を着実に実行します。
二軸経営によるシナジーを発揮し、マテリアリティの解決に取り組むとともに、新たなマーケットを生み出します。
ライフスタイル・トランスフォーメーション(LX)という新たな価値を創造することで、「安心」と「感動」をステークホルダーにお届けし、社会的価値と経済的価値を生み出します。
生み出した利益はステークホルダーに還元するとともに、当社グループのさらなる成長に振り向けます。
これらの価値創造を通じて、グループ理念であるすべての人の心豊かな生活の実現をめざします。

グループ理念

JR東日本グループは、全社員で安心と感動を持続的に生み出し、
ステークホルダーの信頼に応え、すべての人の心豊かな生活を実現します。

関連リンク

マテリアリティ(重要課題)

成長のための5つのエンジン

JR東日本グループは、お客さま・地域の皆さまからの信頼を基盤に、「資本」と「強み」を活用して、「モビリティ」に関する事業とお客さまの「生活ソリューション」につながる事業を幅広く展開しています。戦略に基づく各事業の強化、グループ全体の事業や仕事における「融合と連携」の深化、そして新領域への絶えざる挑戦がグループの総合力となって、新たな価値を創造します。これらの価値創造を通じてすべての人の心豊かな生活を実現すると同時に、社会的な課題の解決に取り組み、サステナブルな成長を実現していきます。

ピンチアウトで拡大できます

インプット(資本)

  • 人的資本

    • 安全をトッププライオリティとし、信頼と新たな価値をつくり出す社員
    • 体系的な人材育成制度で社員の力を高めるしくみ
    • 社員の発意を引き出すしくみ
    グループ社員

    7万人

    社員1人当たりの
    研修時間

    33時間/年

    新事業創造プログラム
    「ON1000」応募

    502件/年

    (事業化決定数 累計13件)

  • 社会・関係資本

    • お客さまとの接点、顧客基盤
    • 観光流動創造の取組みやまちづくり、人材交流などによって継続してきた地域・自治体との強固かつ長年にわたるリレーション、パートナーシップ
    • 新規事業
    Suica発行枚数

    1311万枚

    JR東日本スタートアップ
    プログラム応募総数

    1,507

  • 知的資本

    • 鉄道の安全を裏付ける技術力とオペレーションノウハウ
    • 新たな価値創造につながる知的財産
    研究開発費・IT投資

    799億円/年

    特許、実用新案、意匠、商標の保有件数

    1,602

  • 製造資本

    • 保有する有形固定資産、幅広い事業の拠点
    駅(BRT含む)

    1,681

    ホテル

    10,305

    ショッピングセンター

    169箇所

    オフィス貸付可能面積

    56.8万m2

  • 自然資本

    • 多様なエネルギー源と効率的な活用
    • 東日本エリアの豊かな自然による観光資源
    鉄道事業のエネルギー使用量

    192億MJ/年

    鉄道林の面積

    3,900ha

  • 財務資本

    • 中長期視点に基づく設備投資とそれを支える強固な財務基盤
    自己資本比率

    27.8

    格付け

    国内債AA+外債A+

    設備投資額

    7,137億円/年

マテリアリティ

事業基盤の強化

安全安心なインフラを社会のために

安全を経営のトッププライオリティとし、安全安心な社会インフラを提供します。

リスクと機会

  • 事故等の発生は経営に重大な影響を与える可能性のあるリスクです。
  • 安全はすべての事業の基盤となる「信頼」をもたらし、高めます。
将来の企業価値向上

活カある社会のために

すべての人を包摂する便利で快適な質の高いサービスを提供します。地域と協働して活気あるまちをつくります。

リスクと機会

  • 人口減少のリスクなどを踏まえ、地域と協働して関係人口拡大によるご利用増につなげます。
  • 多様で公平な社会・共生社会への理解促進とアクセシビリティの向上、利便性・非接触ニーズへの対応により、ご利用増と活気あるまちにつなげます。
将来の企業価値向上

豊かな地球環境のために

気候変動による事業影響を念頭に、カーボンニュートラルの実現やエネルギーの安定確保を行います。また、資源循環社会及び生物多様性の実現をめざした取組みをリードします。

リスクと機会

  • 気候変動が鉄道運行や事業に与えるリスクを踏まえ、エネルギーの消費量削減と安定確保を行い、環境優位性を向上、選ばれるサービスであり続けます。
将来の企業価値向上

新たな技術とサービスを社会のために(イノベーション)

すべての事業で新技術・DXへ積極的に取り組み、また既存ビジネスの枠組みを超えてチャレンジすることにより、新たなサービスの創出と早期社会実装を実現します。

リスクと機会

  • 災害や事故への対応力を向上するソリューションとなるほか、省力化・効率化を行います。
  • あらゆる事業においてサービス・付加価値を向上するとともに、事業創出による収益確保と雇用維持につなげます。
事業基盤の強化

すべてのグループ社員が生き生きと活躍するために
(エンゲージメント)

グループ社員一人ひとりが多様性を活かし、やりがいをもって能力を発揮できる企業にします。

リスクと機会

  • 多様な価値観と柔軟な発想力を持った人材の確保につなげます。
  • 「融合と連携」による事業の抜本的変革、新たな発想によるイノベーション、仕事の高度化による生産性向上につなげます。
事業基盤の強化

経営の信頼を高めるために

新たなチャレンジを促進するための変化に強いガバナンス体制を構築するとともに、人権を尊重し、信頼される企業経営を行います。

リスクと機会

  • 社員一人ひとりが経営への参画意識を持ち、ボトムアップでヒトを起点とした新しい価値創造をする企業へと変革します。
  • 創造した付加価値を幅広いステークホルダーに分配し、企業価値向上につなげます。
  • 実効性のある経営体制を構築し、「信頼」を支え高める企業文化をつくります。