ひとつひとつ、丹念に。
足元をやさしく包み込むおもてなし


「TRAIN SUITE 四季島」では全10両のうち、DINING しきしまを除いた9両すべてに、山形緞通のじゅうたんが敷かれている。客室には奥山清行氏デザインの「UMI」、LOUNGE こもれびには「KOMOREBI」、VIEW TERRACE きざし・いぶきには、建築家・隈研吾氏デザインの「KOKE」が足元を彩ってくれる。
「UMI」は奥山氏が山形緞通独自の「ぼかし」技法で平面のラグで波を躍動的に描き、「KOMOREBI」は木々の枝葉の隙間から差し込む光とやさしい風のゆらめきを表現。そして「KOKE」は、26色もの色糸を使い、特殊な工具で基布の裏側から毛糸を打ち込んでいく手刺しの技法で、苔の表情や質感を再現した。どれも極上の光沢と滑らかな肌触りが心地よい。