BUNACO

青森県弘前市

森の恵みがたっぷりと詰まった
モダンで優しさあふれる木の温もり

ユニークな製法で生み出されるブナのランプシェードとダストボックス

LOUNGE こもれびのバーカウンターで使用されているランプシェード、客室に備えられているダストボックスは、いずれも青森県産を含む国内産のブナ材を使用したもの。ブナを厚さ約1ミリにスライスし、テープ状に細く切り、それをくるくると台に巻きつけて最後に茶碗などを使って成形し完成させる。BUNACO(ブナコ)独自のユニークな製法だ。機械を一切使用せず、すべて職人たちが手作業で製作しているため、シンプルなデザインながらも、どこか人の温かさが伝わってくる。
「TRAIN SUITE 四季島」冬の2泊3日コースでは、青森県西目屋村にあるBUNACOの工場を訪ね、お皿やボウルの製作体験を楽しむこともできる。

灯りがほのかに透けるブナのランプシェード。LOUNGE こもれびのバーカウンターをやさしく照らす。
客室に備えられたダストボックス。ブナ材ならではの温かさが伝わってくる。
ブナ材を薄くスライスして巻きつけて形を仕上げる。エシカル発想のダストボックス。

ブナの森の恵みとともに生きてゆく、エコロジカルなものづくり

青森県と秋田県にまたがる世界遺産、白神山地。世界最大級のブナ林が分布し、多種多様な動植物が生息・自生している。従来、ブナの木は水分が多く、加工に適さないため廃棄されていた。しかし、ブナ特有のしなりや粘り強さを活かしたものづくりができないだろうかと青森県工業試験場によって考案された製法が、BUNACOだった。その製法を引き継ぎ、現在はテーブルウェアやランプシェード、ティッシュボックスなどの製作を手掛けている。素朴ながらもモダンなデザインとエコロジカルな発想が支持され、幅広い年代のこころを惹きつけてやまない。
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