檜風呂

長野県南木曽町

流れゆく車窓からの景色を眺めながら、湯に浸かるしあわせ。
ほんのりと木の香が漂う、木曽檜の風呂

列車の中で檜の風呂。世界にここだけの極上の時間

四季島スイートとデラックススイートでの楽しみの一つが、客室内に設えられた檜風呂に浸かるリラックスタイム。長野県と岐阜県にまたがる「木曽谷」で育った、樹齢300年以上の天然材を用いた特別仕立ての檜風呂は、大人一人が悠々とくつろげる大きさだ。ほんのりとした木の香り、檜ならではの白く柔らかな木肌が、心身をゆるやかに癒してくれる。列車の揺れでもお湯が浴槽からこぼれないように、製作にあたってはミリ単位での微調整を重ねた。流れる景色に包まれて、肩までお湯に浸かるという、この上ない幸せ。ここには、「TRAIN SUITE 四季島」だけの極上の時間が流れている。

車窓からの景色を眺めながら湯に浸かる幸せ。貴重な天然檜のほのかな香りが漂う、広々とした癒しの空間。
揺れによる波を抑えるため、浴槽の内側に薄い板を取りつけるなどの特別仕様が施されている。

稀少な天然の木曽檜をいかした、丁寧なものづくり

長野県下木曽谷の厳しい自然環境で、150年以上の歳月をかけてゆっくりと育つ木曽檜。ほかの産地の檜よりも3倍もの歳月をかけて生育するため、緻密で美しい年輪が刻まれる。そして目が詰まり、耐久性に優れ、くるいも少ない。古くは築城に、現在は伊勢神宮などの神社建築にも用いられる、大変貴重な用材だ。
信州・南木曽の地で、天然素材の木製品を手掛ける志水木材産業の創業は、昭和19(1944)年。当初は水車を利用して丸太の製材や建築・養蜂資材などを生産していた。現在は檜風呂、桶、樽を中心に、木という天然素材の柔らかな表情を引き出す、丁寧なものづくりに励む。
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