天童木工
山形県天童市
独自の技術が生み出した、スタイリッシュ・ファニチャー
生命力あふれる森の木々を再現する、鮮やかなコートハンガー
LOUNGE こもれびのコートハンガー「ALBERO(アルベロ)」、そして上野駅のPROLOGUE(プロローグ)四季島で使用されている椅子「オリヅル」。ともに日本を代表する家具メーカー天童木工と「TRAIN SUITE 四季島」のデザインプロデュースおよび車両デザインを担当した奥山清行氏のコラボレーションによるものだ。
「ALBERO」のフォルムは森の木々をイメージし、天に伸びる枝、地に這う根が匠の技によって美しい曲線で見事に再現されている。また「オリヅル」は、まさに一枚の紙で折り上げたような不思議なシルエットが見る者を魅了する。直線的なフォルムの印象にもかかわらず、座り心地はやわらかで心地よい。
世界を魅了し続けるファニチャー・デザイン
- “将棋の駒”で有名な山形県天童市。古くから木工業が盛んに行われていたこの地に昭和15(1940)年、地元の大工や建具、指物の業者が集まり、天童木工の前身である天童木工家具建具工業組合が結成された。戦後は洋家具の需要増加を背景に家具メーカーとして発展し、日本で初めて成形合板による家具づくりを実現。その高い技術を生かして、柳宗理の“バタフライスツール”をはじめ、国内外の著名なデザイナーとの協動により数々の名作家具を生み出してきた。現在もそのスタイリッシュで美しい家具づくりは、世界中の愛好家を魅了し続けている。