線路・土木電子パンフレット
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7 東北・上越新幹線は開業から35年以上経過しています。橋梁やトンネル等の構造物について、計画的な補修を進めていますが、集中的な劣化・変状の発生が懸念されることから、2031年度から10年間・1兆円超規模の新幹線大規模改修を計画しています。2021年3月にはJR東日本総合研修センター敷地内(約11,000㎡)に実物大模擬設備を構築しました。大規模改修の着手に向けて、改修材料の開発や作業の機械化などの技術開発、ICT等を活用したさまざまな技術革新を進めていきます。 「次世代新幹線の開発」として進めてきた試験車両「ALFA-X」の製作が完了し、地震対策を含む安全性向上などの開発・検証を実施しています。 また「ALFA-X」は、2019年5月より東北新幹線の仙台~新青森間を中心に走行試験を実施しています。今後も引き続き、高速運転における地上設備への影響を確認するとともに、環境性能やブレーキ性能を含め、各種開発要素の評価を実施していきます。ALFA-X 10号車ALFA-X 1号車車輪からレールにかかる力(横圧・輪重)を測定し、脱線に対する安全性を確認各種線路部材にかかる応力を測定し、列車走行による部材への影響を確認 新幹線大規模改修工事 さらなる高速化への挑戦▶ 時速360kmでの運転に向け線路に対する影響を確認【横圧・輪重の確認】【線路部材への応力の確認】将来に向けた取組み05

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