線路・土木電子パンフレット
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10 鉄道の技術・技能・価値観を継承し、優秀な技術者を育成するために「技術アカデミー」を設立しています。技術アカデミーには当社の鉄道事業の各技術部門の若手技術者が選抜され、受講生は約1年間にわたりさまざまなプログラムを受け、技術者としての能力向上に努めます。 新入社員に対して、各部門の技術や技能の基本を学ぶ長期研修(基礎技術技能研修)を実施しています。実習に重きを置いた研修となっており、配属後に即戦力として業務に従事できるよう基礎的な技術・技能を修得することができます。■海外鉄道プロジェクトへの参画 オペレーション&メンテナンス分野において、当社の持つノウハウを活かしてグローバルな事業展開に挑んでいます。最近の取組では、バンコク都市鉄道(パープルライン)のメンテナンス業務支援、インド高速鉄道(ムンバイ・アーメダバード間)への新幹線システム導入に向けた支援等を行っています。 その他、海外鉄道関係事業者との技術交流を推進しており、海外からの優れた技術や製品を積極的に導入しています。■海外鉄道コンサルティング業務OJTトレーニー 今後の海外鉄道コンサルティング業務の中核となる人材を育成することを目的とし、OJTトレーニーとして社員を海外へ派遣しています。これまでインドやインドネシアなどへ派遣しており、線路・土木分野の社員も参加しています。タイ・パープルラインでの指導インドネシアでのOJTトレーニーグループ研究 指差呼称訓練 技術や技能の習得のための「技能教習所」を各支社に整備しています。技能教習所では鉄道設備(軌道・分岐器・ホーム・トンネル等)を設け、実物に近い環境で訓練を行うことができます。 鉄道工事従事者の技術継承と安全意識の向上に向け、危険を察知・予防できる知識技能を習得する目的で「鉄道工事従事者訓練シミュレータ」の導入を進めており、パートナー会社を含めた関係社員の安全教育に活用しています。■国内での研修訓練受入 アジア各国の鉄道事業者等の社員(技術者)に対して、OJTを含む形での研修を実施しています。この取組みでは、日本の鉄道技術の高さをアピールするとともに、「人的交流の拡大」や「当社社員の人材育成に寄与」することを目的としており、アジア地域の持続的な経済発展及び日本の鉄道技術のレベルアップに貢献しています。■海外留学制度 海外事業の本格展開を見据えて、社員の海外事業への対応力を高めるため、また社員の挑戦する姿勢に応えるため、2年間の海外留学制度を設けています。また、さらに門戸を広げるため、より短期間の留学制度の検討なども進めています。国内研修訓練の様子大学での授業風景訓練用駅設備、トンネル、橋りょう列車防護訓練シミュレータ 海外関係プロジェクト グローバル人材の育成 技術アカデミー 新入社員への基礎教育~基礎技術技能研修~ 技能教習所の整備 シミュレータを活用した安全教育グローバル化への挑戦人材育成0708

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