ライナープレート刃口●桁高を大きくしつつ、建築限界(列車を運行する上で必要な空間)を避けるため、ウェブを斜めにした●従来の深礎工法(人力作業)ヘッドガード排土レール・昇降設備可動式孔壁防護管作業床ジャッキ掘削機排土バケット掘削室●Shinso-MaN工法(広範囲なコンクリートの剥落、貫通クラック等)新幹線の高架橋(従来技術)●田沢湖線斉内川橋りょうでの供用状況●孔外遠隔操作による掘削・積込施工状況(微細なクラックのみ)在来線の高架橋(新技術を適用)カメラ映像を確認しながら掘削機を孔外から遠隔操作杭孔掘削機運転手従来の工事桁斜ウェブ工事桁●内巻きスパイラル工法高架橋柱の軸方向鉄筋の内側にスパイラル鉄筋を配置し、耐震性能を向上させる工法●先端プレロード場所打ち杭工法杭先端に注入用バックを設置し、バック内に注入材を加圧注入することで、杭の支持力向上、不同沈下防止を図る工法ウェブ●実物大での試験および解析による性能確認掘削バケット構造物の耐震技術を数多く開発しています。東日本大震災では、既存技術で構築した新幹線の高架橋は大きな被害を受けましたが、新技術を導入した在来線は軽微なひび割れ程度の被害でした。工事桁は、線路下で工事を行うため軌道を仮受する構造物です。列車が走行しない夜の短い時間でバラスト(砂利)を掘削・撤去し、その空間に工事桁を架設するため、撤去時間の長さが課題でした。そこでウェブを斜めにすることによりバラストの撤去量を大幅に削減しました。重機等の配置に制約があるホーム下等の狭い箇所で、基礎杭を施工する際に選定することの多い深礎工法は、作業員が杭孔内に入り、人力で掘削・積込作業を行う過酷で非効率な工法でした。そのため、機械化による掘削・積込作業の孔内無人化、孔壁の即時防護により、効率よく安全に施工ができるShinso-MaN工法を新たに開発しました。注入バック45°60°90°TOPIC2112005年度土木学会技術開発賞2011年東日本大震災での被害損傷:大▲▲損傷:軽微バラスト撤去範囲建築限界建築限界従来のバラスト撤去ライン発生最大主応力溶接の是非主桁角度断面131N/mm2145N/mm2165N/mm2スパイラル鉄筋帯鉄筋軸方向鉄筋新設高架橋の耐震技術斜ウェブ工事桁Shinso-MaN工法(Shinso with Machine for Narrow site)未来の技術を創造する研究開発列車運行などの安全性を確保しながら、工期短縮やコストダウンを列車運行などの安全性を確保しながら、工期短縮やコストダウンを実現出来る新工法の開発を進め、鉄道建設技術の更なる向上に取り組んでいます実現出来る新工法の開発を進め、鉄道建設技術の更なる向上に取り組んでいます
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