JR東日本 建設部門
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出来形計測など一定の精度を要求されるもの施行中の計測記録・写真など地上レーザスキャナなどで計測動画が取得できる簡易なデバイスで撮影→点群・3D化着手前(2022.6.9)「TRANCITY 」を活用することで、複数時期の工事状況のデータ蓄積・把握が可能施工中(2022.7.8)複数時期を重ねて比較可能建設プロジェクトにおいて、BIMや点群データ、日々進化するICTを調査・計画、設計、施工の各場面において積極的に取り入れています。●工期短縮・コストダウン・生産性向上 ・プロジェクトを進める上での前提条件の早期確定 ・最適な施工計画・構造設計の選定 ・プロジェクトの手戻り防止TOPIC1103次元情報3D点群クラウドBIMモデルの活用これまで、2次元の図面を用いて構造物を建設していたものを、設計条件や施工記録等の情報を持たせた3次元モデル(BIMモデル)を活用することに取り組んでいます。BIMモデルは主に、①工事で支障する設備の把握、②信号機等の位置確認、③設計した構造物の出来上がりイメージの把握等、プロジェクトを進める上で欠かせない事前確認や、重機配置・施工ステップといった施工計画の検討に活用しています。点群データの活用レーザースキャナーや動画により点群データを取得することで、現地に行かなくともデジタル上で現地状況の確認や寸法計測が可能です。工事監督のリモート化を目指して、デジタルツインソフトウエア「TRANCITY」を新たに開発しました。TRANCITY を使うことで、デジタル上での寸法計測や、点群データを時系列ごとに表示することができ、工事写真帳や各種施工記録などの紙資料を3次元データに置換えていくことに取組んでいます。点群データ…3次元空間を表現する点の集合体で、座標情報(X、Y、Z)と色情報(R、G、B)等が含まれたものTRANCITY…現地で撮影した動画をアップロードするだけで、動画から点群データを自動生成し、3次元地図空間上に表示させることができるソフトウェア●概要●期待される効果スマートプロジェクトマネジメントの推進BIM・点群データ・ICTなどを活用し、生産性向上に向けて取り組んでいますBIM・点群データ・ICTなどを活用し、生産性向上に向けて取り組んでいます

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