14世界文化遺産の緩衝地帯に建つ駅舎として周辺の歴史ある建物群や自然環境への調和を追求した。外観の鋳物のルーバーで流れる造形美や夜景の光の演出を可能にした。都市側と共同事業により、駅舎から公園への眺望や回遊性を高めた。南側は眺望を意図したガラス壁面とし、北側は青森駅前の原風景である、露店の店先に並べられた杉材によるりんごの木箱をモチーフとした。壁面の一部には展示空間を有しており、通路利用者に対して情報発信を行うことができる。駅舎の吹抜空間には壁・天井ともに県産材の杉を使用し、地域に愛される駅を目指した。部位毎にささら張り羽目板縦張りを使い分けて仕上げることで、リズミカルな空間を演出した。ところざわサクラタウンの最寄り駅であり、文化発信拠点の玄関口として、木と文化の融合として「本+本棚」をイメージした外観デザインとした。駅舎内の通路壁面には、地元出身のアニメーターによる巨大なイラストが設置されている。都市や郊外の駅改良上野駅公園口青森駅東西自由通路銚子駅東所沢駅
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