社員紹介

法務のエキスパートという立場から、
大規模プロジェクトの推進を担っていく
佐藤 陽治Yoji Sato
日本高速鉄道電気エンジニアリング株式会社(出向)
(2019年入社)
志望動機
前職では法律事務所にて、国内外のクライアントに対し、契約書(和文・英文)レビューなどの業務を行っていました。そのような外部からの依頼に対する法的支援だけではなく、自分が中心になって法的課題を解決していくなかで実際にプロジェクトを進めてみたいと考え、社会的にインパクトが大きいプロジェクトを数々手がけるJR東日本を志望しました。

私の仕事
日本高速鉄道電気エンジニアリング (株) に出向し、インド高速鉄道建設プロジェクトに従事しています。同プロジェクトはインド初の高速鉄道建設プロジェクトで、システムから車両まで日本の新幹線システムを一体として輸出する高速鉄道建設は日本初の試みでもあります。出向先ではインドの高速鉄道建設主体と一緒に、プロジェクトの推進に向けて取り組んでいます。
私は法務担当者として、その実現のためにいかなる契約を締結するのが良いか、また締結された契約をいかにして実現していくかを考えています。外部からの伴走ではなく、社内外の関係者と議論しながら、プロジェクトを進めています。
日印間での考え方の違いに戸惑いつつも、この大規模プロジェクトの推進力の一つとなれることに誇りと喜びを感じています。

一番印象に残っている仕事
インド高速鉄道建設プロジェクトにおける、出向先会社とカウンターパート間での契約締結までの交渉です。
契約交渉を開始してからしばらくは出向先会社とカウンターパートとの間での認識の隔たりが大きく、協議を重ねても成果が出ない日々が続きました。しかし、巨大で複雑なプロジェクトを理解し、相手の主張を丁寧に分析するとともに、自分たちが絶対に確保したい権利が何かをじっくり考えることで、少しずつ理解を深めることができました。また、カウンターパートとのオンライン、ときには対面での交渉の一部を任せてもらい、異なる文化的背景をもつ相手をどうすれば説得できるのか、相手方がどのような思考法をするかを実際に経験できたことは大きな糧になりました。何よりも、契約を締結できたときの達成感はこれまで経験したことがないものでした。

今後の目標
当社の事業には国内外の社会に大きなインパクトのあるものが多くあります。当社がサステナブルに事業を実施し、そのフィールドを、輸送サービスのみならずさまざまな新規事業でもって国内外にもさらに広げられるように、リスク評価とプロジェクト推進双方の立場を担えるエキスパートになれるよう努力を重ねていきたいと考えています。
- 前の勤務先での仕事内容
- ブティック型の法律事務所にて弁護士として、国内外のクライアントに対し、法的規制やクレームへの対処方法に関するアドバイスを行っていたほか、契約書(和文・英文)レビュー・法務デューデリジェンス(対象企業を法務面からスクリーニングすること)・M&A(企業買収・再編)手続対応などの業務を行っていました。
- これまでのキャリア
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職場名は当時のものを記載しています
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2019年4月
本社 法務部 訴訟・賠償グループ
訴訟対応、契約書・規約のリーガルチェック
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2020年2月
本社 国際事業本部
インド高速鉄道部門 設計検討PTインド高速鉄道における電気システム分野の契約スキームの検討、契約書案の作成・レビューおよびその交渉業務
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2021年9月
日本高速鉄道電気エンジニアリング株式会社
(出向)インド高速鉄道プロジェクトの電気システム分野における最前線業務を担う同社で、契約書案の作成・レビューおよびその交渉業務
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- 応募者へのメッセージ
- 当社に興味をもたれる方は、多かれ少なかれ鉄道事業に興味をもたれている方だと思います。せっかくの知識や興味を趣味のままで終わらせるのはもったいないと思います。みなさまがもつ知識とスキルを活かせるところがここにあります。
また、JR東日本には鉄道事業以外にも幅広い業務フィールドがあるので、やりたい仕事がきっと見つかるはずです。
(掲載内容は取材当時のものです。)