社員紹介

2031年度の新幹線大規模改修工事に向けて、
機械化開発を追求していく
脇山 勘治Kanji Wakiyama
JR東日本研究開発センター 土木技術メンテナンスユニット
(2007年入社)
志望動機
前職では、建設コンサルタント会社に勤めていました。興味のある仕事だったのですが、発注者(主に自治体)に納品したら終わりという傾向がありました。自分で調査・計画したことが最後にどのような結果になるのか見届けられる仕事をしたいと考えるようになり、計画から施工・維持管理まで携わることのできるJR東日本を志望しました。

私の仕事
JR東日本では開業から40年以上経過した東北新幹線・上越新幹線を今後も継続的に使用するために、2031年度から「新幹線大規模改修」を計画しています。文字通り大規模な工事となるため、コストダウンや施工性向上が重要です。また生産年齢人口の減少という課題もあるため、できるだけ人手をかけずに工事を進める必要があります。現在は、機械化というキーワードのもと、品質を保ちつつ、この3者(コストダウン、施工性向上、省力化)を満足させるための技術開発を進めています。

一番印象に残っている仕事
現在は、新幹線大規模改修に向けた機械化開発を検討していますが、本社に在籍していた際に、その新幹線大規模改修の計画に携わりました。前例のない総額約1兆円という規模の計画になりましたが、計画を立てる際には、新幹線の各構造物の建設状況、現在の状態、今後想定される劣化等、さまざまな文献やデータを確認したり、学識経験者を含むいろいろな方々からご意見をいただきながら方針を定めました。もともと構造物の劣化に対する見識はそれほど深くなかったこともあり、一から勉強するところも多かったので大変苦労しましたし、関係者に助けていただきましたが、結果的に自らの土木技術者としての技術力を成長させてくれたと思っています。

今後の目標
年齢を考えると多くはできませんが、いま手掛けている新幹線大規模改修に向けた機械化開発で、みんなに使ってもらえるようなモノを形にしたいと考えています。それがコストダウンや施工性向上を実現させて、2031年度からの新幹線大規模改修工事に貢献するところを自分の目で見てみたいです。
- 前の勤務先での仕事内容
- 前職では、土砂災害や火山災害対策に関する調査や計画を仕事としていました。河床変動や溶岩流に関するシミュレーションを行って被害想定やハザードマップを作ったり、ある火山の噴火の際には、住民が全員避難する中、噴火直後の降灰量調査やヘリコプターに搭乗しての山頂部付近の荒廃状況調査も行いました。
- これまでのキャリア
-
職場名は当時のものを記載しています
-
2007年3月
新潟土木技術センター
新潟支社管内の土工設備(盛土、擁壁等)の検査
-
2008年1月
新潟支社 設備部 工事課
工事に関する契約・安全担当
-
2009年8月
新潟支社 設備部 企画課
新潟支社管内の取水に関する協議
-
2010年7月
新潟支社 設備部 旅客設備課
新潟支社管内の取水に関する協議
-
2010年10月
八王子土木技術センター
部外関連工事(こ線橋等)の監理
-
2012年4月
本社 設備部 耐震補強PT
耐震補強工事(高架橋、橋りょう)の
計画策定 -
2013年4月
本社 設備部 施工技術管理グループ
大規模工事などの技術指導
-
2014年6月
本社設備部 大規模改修グループ
新幹線大規模改修計画策定
-
2017年4月
東京土木技術センター
東京支社管内の土木構造物維持管理のとりまとめ
-
2019年3月
盛岡土木技術センター
盛岡支社管内の土木構造物の維持管理の統括
-
2022年10月
JR東日本研究開発センター
テクニカルセンター
機械化・省力化推進PT新幹線大規模改修に向けた機械化等検討
-
2023年6月
JR東日本研究開発センター
土木技術メンテナンスユニット新幹線大規模改修に向けた機械化等検討
-
- 応募者へのメッセージ
- ホームページなどでもわかることは多々ありますが、必ずしも十分ではないと思います。ぜひ、誰かをつかまえて(あるいは紹介してもらって)、自分が聞きたいことを十分に確認し、納得のできる転職(あるいは残留)をしてください。JR東日本にも皆さまが活躍できるフィールドはたくさんあります。
(掲載内容は取材当時のものです。)