社員紹介

社内外のさまざまな部署と協力し、
安心・快適な新幹線車両を世の中に出していく
古川 瑞樹Mizuki Furukawa
鉄道事業本部 モビリティ・サービス部門 車両技術センター
(2016年入社)
志望動機
前職の鉄道車両メーカーで勤務するうちに、鉄道車両のみならず鉄道システム全体を見渡して鉄道をより安全、快適にするような仕事がしたいと考えるようになり、鉄道事業者であり、またグループ全体で設計、製造からメンテナンスまで網羅しているJR東日本を志望しました。

私の仕事
新幹線車両の車体の設計を担当しています。設計と一言で言っても、新車のコンセプト策定、仕様策定、メーカーと進める設計会議などの車両製作における上流業務から、仕様で定めた性能を確認するための走行試験、営業投入までの準備といった下流業務、各種施策による車両改造や設計に起因する不具合対応など業務は多岐に渡ります。設計というと図面を作成する業務を想像すると思いますが、JR東日本の設計業務は社内外の関係者との調整を重ね、仕様や方針を決定していくマネジメントが中心です。担当した車両が世の中に出て、お客さまにご利用いただきますので、非常にやりがいがある仕事だと思っています。

一番印象に残っている仕事
2022年に「鉄道開業150年」事業の一環として、東北・上越新幹線開業当時の200系の塗装を現在の車両で再現するプロジェクトに参画したことです。設計担当として、当時の塗装の再現について提言を行う一方、塗装変更を行う場合に遵守しなければいけない法令に適合しているか確認する業務を担当しました。また手続きを行うまでのスケジュール管理も行い、これらの業務を通じて、当社の車両設計のプロフェッショナルという立場にいる自覚を改めてもちました。同時にSNSや駅などでお客さまに喜んでいただく姿を見ることで、自分の仕事の社会貢献度の高さを改めて実感することができました。

今後の目標
これまで、新幹線車両の設計、メンテナンスといった車両に関する一通りの業務を経験することができました。今後は自分が設計した車両を世の中に送り出し、お客さまにご利用いただくことが一番実現させたい夢です。また、設計以外でも当社内のさまざまな業務にかかわり、安全、快適な輸送サービスを提供していきたいと考えます。
- 前の勤務先での仕事内容
- 鉄道車両メーカーで自社製品の騒音、振動の低減に関する研究開発に従事していました。試験方法の立案から結果の解析、報告書作成、部品購入、組み立て、チームメンバーのとりまとめなど、鉄道車両の快適性向上に必要な騒音、振動の知見を深めつつ、プロジェクトマネジメントも行っていました。
- これまでのキャリア
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職場名は当時のものを記載しています
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2016年3月
新幹線総合車両センター検査科
新幹線車両の交番検査業務
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2017年4月
新幹線総合車両センター品質管理科
新幹線車両のメンテナンス方法のマネジメントに関する業務
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2018年4月
仙台支社運輸車両部車両課
新幹線車両のメンテナンスの計画と車両不具合対策に関する業務
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2019年4月
先端鉄道システム開発センター
新幹線試験車両ALFA-Xの車内快適性にかかわる研究開発
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2021年7月
運輸車両部車両技術センター
新幹線車両の車体および機器の設計業務
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- 応募者へのメッセージ
- 転職活動をすることは大きなエネルギーが必要なことだと思いますが、このエネルギーを生み出すような熱意、想いがあれば、それをぶつけてみることで新しい道が拓けることもあります。ぜひJR東日本で取り組みたい事業、仕事があれば、「目の前の一歩」を踏み出してチャレンジしていただきたいと思います。
(掲載内容は取材当時のものです。)