社員紹介
実用的なシステム改修・新たなデジタル技術の導入を推進し、
より効率的で効果的な不動産運用を追求していく。
横山 広明Hiroaki Yokoyama
本社マーケティング本部まちづくり部門
(2011年入社)
志望動機
前職は測量会社に勤務しており、土地の所有権に関することで何度かJR東日本の用地管理業務に触れる機会がありました。その際に、JR東日本の用地は国の組織改正などによりさまざまな変遷を辿っていること、また帯状に続く特殊な形状であることに興味を持ち、前職での経験・知識を活かすことができることに加えて、より成長できると感じたことから応募しました。

私の仕事
業務や制度の見直しを担当しています。これまではグループ会社を含め各部署に国鉄時代に採用された多くの社員がいたため、十分に社員を配置して業務に取組むことができていましたが、その先輩たちが退職を迎えたことにより、少ない社員でより効率的に業務遂行しなければなりません。その課題解決のために、これまでに導入されてきたシステム・タブレットなどの運用方法、より実用的なシステム改修・新たなデジタル技術の導入などを検討しています。また、同様に用地管理業務の制度の見直しも行っています。少人数でも質を上げ、効率的な業務遂行のための制度の見直しや新たな制度を設計することでサスティナブルな体制構築を目指しています。

一番印象に残っている仕事
私は盛岡支社配属・宮城県出身ということもあり、東日本大震災からの復旧・復興に関係した仕事にやりがいを感じました。震災のあった2011年度入社のため、入社後まもなく八戸線復旧の業務に携わりました。その後、東北工事事務所へ異動となり、常磐線の内陸移設に伴う用地取得や気仙沼線、大船渡線のBRTによる復旧などを行いました。どの業務においても、一日も早い復旧を願う地域のみなさまの声を聞くことで、改めてJR東日本の事業は地域の重要な役割を果たしていると感じました。また、当時は、道路や河川、圃場などのさまざまな復旧事業が行われており、他事業との調整など大変でしたが、他系統も含めた仲間たちと知恵を出し合い復旧を進めたことで迎えた運転再開の日は万感の思いでした。

今後の目標
これまでの経験に加えて、今後さまざまな案件にかかわることでより一層、用地管理業務の知見を深めたいと考えています。しかし、当社の不動産を取り巻く環境は大きく変化しており、これまで以上に用地の有効活用が必要であるとも考えています。管理だけではなく活用などに関する知識も身につけ、資産の有効活用に挑戦していきます。
- 前の勤務先での仕事内容
- 国や地方公共団体などから発注される測量業務に従事していました。受注の内容は路線測量や境界測量などさまざまでしたが、主任技術者として業務を担当した際には、これまでとは異なる緊張感がありました。責任のある職務に就くことで、担当としての業務の捉え方も変わり、全体計画など俯瞰する必要があることを学び、その後の業務に大きく活きていると感じています。
- これまでのキャリア
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職場名は当時のものを記載しています
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2011年4月
盛岡支社 運輸部 事業課 資産開発室
国土調査に伴う当社用地内の権利調査などの用地管理業務に関する基本的な業務
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2011年10月
東京支社 施設部 企画課(OJT研修)
境界立会い、登記関係発注など用地管理業務全般
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2012年7月
東京工事事務所 契約用地課(OJT研修)
補償協議などの損失補償の基本的な業務
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2012年9月
東北工事事務所
復興用地プロジェクト 常磐線(相馬・亘理間)内陸移設に伴う用地取得などの東日本大震災で被災した線区の復旧
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2017年4月
盛岡支社 運輸部 事業課 資産開発室
公共事業や隣接土地所有者への用地売却、国鉄時代からの懸案事項の処理など適正な用地管理に向けた業務
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2022年11月
本社 マーケティング本部 まちづくり部門
支社からの問合せ対応や支援、人材育成、業務や制度の見直し
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- 応募者へのメッセージ
- 用地管理業務は、一見するとお客さまや地域のみなさまとは無関係のように見えますが、適正な用地管理は、第三者からの占有防止などにより安全で安定した列車運行や駅ビル開発などを計画通りに進めることに繋がり、地域社会の発展やサービスの提供に寄与しています。用地管理業務は、権利を管理するとても重要でやりがいのある仕事です。
(掲載内容は取材当時のものです。)