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フロンティアサービス研究所 |
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フロンティアサービス研究所では、お客さまや地域社会との密接な関係をかたちづくりつつ、より快適な移動環境の実現や、新たな需要の創出をめざした研究開発を進めていきます。 |
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研究開発の対象を、新たなライフスタイルを創出するための未来予測/社会調査のマーケティングや、マーケティング技法の体系化を進めていく「価値創造」、多様なニーズに対応し快適な移動を実現する「快適創造」、サービスを提供する空間をより低コストで創造するための「空間創造」の3分野とし、以下のテーマに取り組みます。 |
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ア. |
価値創造 |
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○未来予測・社会調査のマーケティング |
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○マーケティング技法の体系化 |
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○サービスの分析・評価、新たなサービスの創出 |
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イ. |
快適創造 |
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○お客様への情報提供 |
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○ユニバーサルデザイン |
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○チケットレス・キャッシュレス |
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○ストレスフリーな予約・販売システム |
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○旅客設備の最適化 |
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ウ. |
空間創造 |
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○安全で経済的な設計・施工法 |
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○新しい構造物の合理的な設計法 |
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○高品質な空間創造と環境への配慮 |
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先端鉄道システム開発センター |
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先端鉄道システム開発センターでは、IT等の先端技術の活用や汎用技術の応用を積極的に進め、新たな鉄道システムの創造を目指し、車両・制御を軸にした鉄道システムのハード的な革新に取り組みます。主なテーマは以下のとおりです。 |
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ア. |
21世紀にふさわしい車両の開発 |
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○車両のシステムチェンジ(次世代通勤車両:ACトレイン) |
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○人・環境にやさしい車両(バリアフリー・ハイブリッド車両等) |
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イ. |
世界一の新幹線の実現 |
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○将来のネットワーク延伸に備えた新幹線車両の開発 |
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ウ. |
制御システムの変革 |
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○無線・ITを活用した新しい列車制御システムの構築 |
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エ. |
運行管理の支援 |
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○車両・乗務員運用トータル管理システム |
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オ. |
VE(バリュー・エンジニアリング) |
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○ライフサイクルコストダウンや顧客価値向上を目指したVE技術の展開 |
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(3) |
安全研究所 |
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安全研究所では、「お客様の死傷事故ゼロ、社員・協力会社社員の死亡事故ゼロ」を目標に、鉄道システム全体の安全レベルを向上させるため、各種研究に取り組みます。 |
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研究の実施にあたっては、IT等革新技術の積極活用による鉄道安全システムの革新、着実なノウハウの蓄積による鉄道基盤技術・基礎理論の確立、さらに安全と密接な関係にあるヒューマンファクタ研究の充実の3つを柱に定め、横断プロジェクト方式でセンター内の他部門とも連携しながら研究開発を進めていきます。重点テーマは下記のとおりです。 |
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ア. |
列車衝突の防止 |
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イ. |
踏切事故の防止 |
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ウ. |
ホーム上の安全対策 |
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エ. |
災害の予測と回避 |
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オ. |
安全な保守作業の構築 |
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カ. |
脱線事故の撲滅 |
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キ. |
ヒューマンエラーの防止 |
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ク. |
安全性評価 |
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(4) |
テクニカルセンター |
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テクニカルセンターでは、(1) コストダウン、(2) 信頼性の向上、(3) 現場支援 を3つの柱とし、改めて「メンテナンスの革新」を目指し技術開発に取り組みます。今後の鉄道メンテナンスにおいては、 |
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鉄道収入が伸び悩む中で、営業費の3割を占めるメンテナンスコストの更なる縮減 |
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“安全・安定”をレベルアップさせる鉄道メンテナンスの構築 |
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今後更に進む労働人口の減少に対応できるメンテナンス体系の構築 |
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が21世紀の重要な課題としてあげられます。これらの課題を解決していくため、車両、施設、電気などの各技術分野毎に具体的な開発課題を掘り下げるという取組みのほか、レールと車輪、架線とパンタグラフなど、技術分野をまたがる境界領域について、全体としての最適化を目指す開発に重点をおきます。 |
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また、新たに配備される試験装置を活用した技術開発などを通して鉄道基盤技術の確立に努め、「世界一のメンテナンス技術の確立」に向けて取り組んでいきます。重点テーマは下記のとおりです。 |
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ア. |
境界領域技術の最適化 |
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イ. |
手のかからない設備 |
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ウ. |
検査・作業のインテリジェント化 |
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エ. |
エネルギー・環境 |
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オ. |
雪対策 |
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