プレスリリースインデックスへ
JR東日本からのプレスリリースを年度別に掲載しています。(JR東日本広報部)
2001年10月12日


JR東日本 鉄道事業本部 運輸車両部での
2000年版ISO9001認証取得について


 JR東日本 本社 運輸車両部では、このほど鉄道事業者の本社として初めて品質マネジメントシステムの最新の国際規格であるISO9001の2000年版の認証を取得し、12日に東京・赤坂の(財)日本品質保証機構(JQA)から登録証を授与されました。
 「お客さまの期待に応え、快適で信頼性の高い車両を提供する」ことを目的に、平成12年10月の認証取得活動のキックオフ以降、運輸車両部内の車両関係業務を担当する車両開発プロジェクトと車両課を対象としてISO9001:2000規格に基づいた品質マネジメントシステムの構築を進め、9月25〜27日に行われた審査登録機関(財)日本品質保証機構(JQA)による登録審査を経て、10月5日に認証を受けました。なお、登録範囲は、「鉄道車両の設計、保全に関する監理業務」です。

認証取得の目的
 JR東日本の車両部門では、平成10年度から新津車両製作所をはじめ現業機関においてISO規格に基づいた仕事の再構築を行ってきました。本社部門もISOの最新システムを用いて車両部門の業務全般をリフレッシュし、“顧客志向”の達成、車両の信頼性向上、ノウハウの蓄積、業務の効率化を図ることを目的に取組んできました。
 この度、本社が認証を取得することにより、先行して取得運用している工場・区所との仕組みが一体となり、全社的に1つの仕組みが完成しました。今後は、この仕組みを継続的に改善しつつ、お客様の期待に応え、快適で信頼性の高い車両の提供に向けて取組んでまいります。
ISO9001:2000の特徴
 今回、運輸車両部で取得したISO9001:2000は、従来の1994年版を改定した最新の規格であり、1994年版での要求事項である文書化、手順化などに加え、「顧客重視」「プロセスアプローチの重視(PDCA-IE)」「継続的改善の要求」などの8つの品質マネジメント原則に基づいたシステム構築が要求されており、日々の組識運営のニーズに整合したものとなっているのが特徴です。