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JR東日本からのプレスリリースを年度別に掲載しています。(JR東日本広報部)
平成12年10月3日


環境会計の公表と環境報告書の発行

当社では、1996年から毎年、企業と環境の関わりの状況や環境活動について取りまとめ環境報告書を発行してきています。このたび、環境情報開示の内容充実のため、鉄道業界では初めて環境会計を集計し、あわせて、環境報告書の信頼性向上のため、朝日監査法人から第三者としての審査を受審し、2000年版環境報告書「JR東日本の環境問題に対する取組み−現状と課題2000」を発行いたしました。

1.
環境報告書の発行
当社では、1996年以降、企業と環境との係わりについてまとめ、毎年環境報告書を発行してきておりますが、今回、2000年版を発行するにあたり、構成から抜本的に変えわかりやすく大幅に改訂を行いました。
鉄道事業者として、初めて環境会計を集計し、環境報告書に掲載しました。
環境報告書の環境パフォーマンス指標(CO2排出量やリサイクル率などの指標)や環境会計指標、その他記述情報について朝日監査法人より第三者としての審査を受けました。
当社の及ぼす環境への影響とそれに対する対策について、具体的な数値を交えながらグラフや図表、イラスト、写真などによりわかりやすく表現しました。
2.
環境会計
環境会計とは、環境保全対策の費用と効果を定量的に把握(測定)し、分析し、公表する仕組みで、鉄道事業者としては、初めて当社が集計を行いました。
環境庁が公表した「環境会計システム導入のためのガイドライン(2000年版)」でも企業の社会的責任として、環境への取組みが経営の中での重要性が増す中、そのコストを適切にマネジメントし、費用対効果の関係を明らかにするシステムとして期待されています。
今回、環境報告書中に掲載することにより、経営意思決定の判断材料や、継続的に情報開示していくことによる信頼性向上のために活用していきます。
3.
第三者審査の実施
今回の環境報告書作成にあたっては、報告書に掲載される情報の信頼性向上を図るため、環境パフォーマンス指標、環境会計指標について、データの把握方法、集計方法、計算の正確性について、さらに、記述情報と各種資料との整合性について、第三者の立場から、朝日監査法人から審査をうけました。


くわしくは、「JR東日本の環境問題に対する取組み 現状と課題2000」をご覧ください。
http://www.jreast.co.jp/eco/pdf/index.html
(2000年度、環境報告書のPDFファイルがダウンロードできます)