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JR東日本からのプレスリリースを年度別に掲載しています。(JR東日本広報部)
平成12年8月23日


総合防災訓練の実施について

JR東日本では、総合防災訓練を、来る9月1日の「防災の日」に実施します。
今回の防災訓練では、平成7年度から取り組んできた大地震発生時の救助・救援体制のもと、本社、支社、現場が連携をとって行います。
訓練は次のような内容を中心に、参加者が約17,000名の規模で実施します。
発災直後に高崎支社で本社対策本部を運営
新宿の本社ビルに本社対策本部を設置し、体制が整い次第、高崎支社から引継ぐ訓練
今回初めて、新宿の本社ビルで本社対策本部を運営する訓練
救助及び早期復旧に関する全社的な訓練
関係部外機関や協力会社との連携による救助要員等の輸送訓練
社員の安否の確認等
また、政府や自治体等と連携して行う訓練として、国土庁主催の東海地震及び南関東地震に対する訓練並びに7都県市合同防災訓練等にも参加します。

訓練は以下の要領で行います。
1.
日時 
平成12年9月1日(水) 7時00分〜12時00分(予定)
2.
訓練の想定
南関東地域を中心に震度6弱となり、本社ビルは機能しているが、駅舎の崩壊、列車の脱線等の被害により、多数の死傷者が発生した。
3. 主な訓練内容
(1) 災害対策本部の設置・運営訓練(約600名)
発災直後は、先ず高崎支社に本社対策本部を設置し運営する。
本社対策本部要員が本社に参集次第、対策本部を設置し、高崎支社の対策本部から本社対策本部を引継ぎ、運営する。
支社(全支社)の対策本部は各支社に設置し、運営する。
(2) 情報伝達訓練(約1,200名)
現地対策本部、情報連絡拠点、救助中継基地、本社対策本部間で、通信衛星を含めた各種回線を使用して被災状況把握や救助派遣指示等を行う。
動画・静止画を活用して被害状況把握等を行う。
ヘリコプターと地上巡回チームにより被災状況を調査し、本社対策本部への連絡等を行う。
連絡のとれない社員の安否の確認を行う。
(3) 非常参集訓練(約12,000名)
各支社等の社員を対象に、最寄り駅や所属現場など予め指定された箇所への非常参集を行う。
(4) 救助要員の派遣及び救助・救急訓練(約1,800名)
非常参集した社員を被災現場に派遣し、お客様の避難・誘導、救助・救急等を行う。
(5) ヘリコプターを活用した医療班、医療品の輸送訓練(4名)
(6) 新幹線大宮仮指令所の設置・運営訓練
新幹線の総合指令所の使用不能を想定して、大宮仮指令所を設置し、被災状況の把握、大宮駅での折り返し運転のための指令等を行う。
4. 主な訓練の実施個所とスケジュール
(1) 災害対策本部の運営訓練
高崎支社内に本社対策本部、各支社内に支社対策本部を設置・運営(7時05分〜8時30分頃)
高崎支社から本社に対策本部を引継ぎ運営(8時30分〜12時00分頃)
(2) 被災状況等の情報把握・伝達訓練……新宿情報連絡拠点等(17箇所)(7時〜12時頃)
(3) 救助要員の派遣訓練……大宮救助中継基地等(5箇所)(8時〜9時頃)
(4) 救助・救急等の訓練……上野駅等(14箇所)(10時〜12時頃)
(5) 復旧活動等の訓練……田端駅(9時〜12時頃)
(6) ヘリコプターを活用した訓練
早期被害状況把握……高崎ヘリポート〜東京上空(対策本部と無線交信)(8時10分頃発)
医療班派遣……自衛隊松戸基地→中野電車区(自衛隊練馬基地)(9時頃発)
(7) 新幹線大宮仮指令所の設置・運営訓練……新幹線大宮仮指令所(8時〜12時頃)