JR東日本からのプレスリリースを年度別に掲載しています。(JR東日本広報部)
平成12年5月19日
当社車両のブルーリボン賞・ローレル賞の受賞について
鉄道友の会が選定する「ブルーリボン賞・ローレル賞」に当社のE26系寝台客車「カシオペア」(ブルーリボン賞)と、209系−950番代(E231系)(ローレル賞)が選定されました。以下に、受賞車両の概要を紹介いたします。
ブルーリボン賞
E26系寝台客車「カシオペア」
E26系「カシオペア」はオール2階建て、オール個室の寝台客車で、昨年7月16日に「新しい時代の寝台列車」として、上野〜札幌間で営業運転を開始しました。
E26系はお客様のご意見をもとに、全てを個室とし、各個室にトイレ・洗面台を設置したほか、BS放送や文字ニュースの受信、カーナビ機能の搭載など設備の充実をはかっています。鉄道の旅をより楽しんでいただくために、編成内には食堂車とラウンジ車を1両ずつ組み込んでいます。また、ブレーキ装置、連結装置の改良により乗り心地が大幅に改善されたことも大きな特徴です。
こちらで「カシオペア」が詳しくご覧になれます。
ローレル賞
209系−950番代(E231系)
209系−950番代は、京浜東北線の209系や総武・横須賀線のE217系をベースに新技術の導入を図った、今後の通勤・近郊形電車の標準形車両です。
最大の特徴である列車情報管理装置(TIMS:Train Information Management System)を導入し、乗り心地の向上および快適空調等が実現できました。また、各機器とデジタル伝送で接続し、信頼性の向上、車内配線の削減を図りました。情報系のデジタル化により、保守関係の更なる省力化を図った車両でも有ります。
1999年より、E231系として量産を開始しました。
(参考)ブルーリボン賞・ローレル賞
ブルーリボン賞は鉄道友の会の全会員の投票をベースに、ローレル賞は会員の中から選抜された選考委員の審議により 製造企画、デザイン、運用、技術などの諸点に卓越した車両を選定し授与されるものです。