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JR東日本からのプレスリリースを年度別に掲載しています。(JR東日本広報部)
平成12年2月8日


中央線「あずさ・かいじ」用新型特急車両の新造について

JR東日本では、中央線の特急「あずさ」・「かいじ」を新形式車両に置き換えます。
この新しい電車は、平成13年から14年にかけてあわせて154両を新造し、従来車両を全て取替える予定です。

あずさ・かいじ中央東線には現在「スーパーあずさ」と「あずさ」・「かいじ」を運転し、ビジネス・観光などの多くのお客様にご利用していただいていますが、「あずさ」・「かいじ」用車両は新造から20年以上経過したことから、車内の快適性を向上した新しい電車を投入していくこととしました。
今回の車両は、中央線沿線の風光明媚な景色を楽しめる大型窓を設置します。また、かねてからお客様からの要望の強い、きめ細やかな空調サービスについては、新しい空調システムにより車内の快適性向上を図ります。そして、車両の重心を低くし、より乗り心地の良い、静粛性を高めた車両を目指しています。

車両の主な特徴

展望の良い車両
従来の窓寸法(タテ760mm×ヨコ1485mm)をさらに大型(タテ852mm×ヨコ1600mm)とし、展望の良い車両にします。
乗り心地の良い車両
屋根上に搭載していた空調装置を床下に移し、重心を下げて乗り心地を良くします。
床にゴム製の弾性床材を採用し、振動・騒音を吸収します。
車体はアルミニウム合金製とし軽量化を図ります。
ハイテク技術を駆使した車両
列車にコンピュータ装置を持ち、列車全体をコンピュータ制御します。カレンダー機能により四季を通じた快適な温度コントロールや、列車の加速・減速時のトルクコントロールを一括制御するのでスムーズな加減速が可能となります。
お客様の要望に応えた設備
ベビーチェア付きトイレを設置します。
普通車に車椅子対応座席、車椅子対応トイレを設置します。
授乳や体調の悪いときにご利用できる多目的室を設置します。
環境に配慮した車両
車両の軽量化と電力回生ブレーキにより省エネを進めます。
冷房装置の冷媒に代替フロンを使用して環境改善に努めます。
編成両数
9両編成又は11両編成で運行できる構造としてご利用状況の変化に対応します。