1. 主なリニューアル工事内容
(1)先頭形状の変更 |
1) |
環境対策も考慮して、運転台窓ガラス周囲の段差をなくして、空力的に有利な全体的に丸みのある優しい形状としました。 |
2) |
これに伴ない、ガラスも曲面ガラスに変更しました。 |
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(2)外部塗色の変更 |
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JR東日本の新幹線として統一したイメージとするために、ベースの色を最近の新形式車両と同様の「飛雲ホワイト」と「紫苑ブルー」の塗色とし、200系オリジナルの「グリーン」の帯をラインとして配置し、200系の『緑の疾風』を継承しました。 |
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(3)グリーン車 |
1) |
高級感、ゆとり、安心感を持つやすらぎの空間をイメージするデザインとしました。 |
2) |
腰掛は、「あさま」等にも使用されている長時間着座しても疲れない、女性にやさしい腰掛とし、枕が上下調整できるものとしました。 |
3) |
モケットは、差し込む光を受けたステンドグラスをイメージしたものとしました。 |
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(4)普通車 |
1) |
自然をモチーフに暖かみのある空間をイメージするデザインとしました。 |
2) |
腰掛は、新型2階建て新幹線にも使用されている多様な体格に適合し、長時間着座しても疲れない座面スライド機構付きのリクライニングシートとしました。 (一部、改良済の従来シートを再使用しています。) |
3) |
三人掛けも回転可能としました。 |
4) |
モケットは豊かな自然、木々の葉や枝が織り成す様々な表情をイメージし、春の新緑のグリーンと、秋の紅葉のオレンジの二色としました。 |
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(5)その他 |
1) |
客室内は、全面的にデザインを一新し、現在の新形式車両と同様の仕様にしました。
天井・灯具・荷物棚・仕切り引戸を変更し、窓枠はロールカーテン内蔵タイプとしました。全体的に現在の新形式車両と同等の仕様にしました。 |
2) |
仕切り引戸上部には、車内情報案内装置を設け、新形式車両と同様にニュースや停車駅等の情報を見ることができるようにしました。 |
3) |
洗面所は、自動出水とし、2箇所ある便所の一方を洋式にしました。 |
4) |
室内同様、出入台・通路もデザインを一新しました。 |
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2. 施工期間と両数
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平成10年度1編成10両施工し、経過を見て今後の施工規模を計画する予定です。 |
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リニューアル後、約10年程度使用する予定です。 |
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