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秋田や青森など東北地方へ行く方におすすめ!

JR-EAST Train Reservation

#001

湖もブナ林も、十二湖の案内人が楽しいポイントを教えてくれる

青池

山の案内人・板谷正勝さんが、トレッキングや本格的な登山をご案内。十二湖はもちろん、白神山地のことならお任せです。楽しいエピソードを話しながら案内してくれますよ。
また、十二湖は鳥の宝庫なんです。
時期になればオオルリ、キビタキ、アカゲラ、センダイムシクイ、アカショウビンなどの姿や鳴き声で溢れています。

POINT1

十二湖が一度に見渡せる穴場へ。

なぜ、十二湖というの?そんな疑問に答えるのが十二湖を一望のもとに見渡せる「大崩展望所」。もちろん、山の案内人がご案内。
ここから眺めると大小の湖沼群が眺められて、十二湖の名称が納得できるはず。青池を見たら大崩展望所へもどうぞ。(往復3~4時間ほどの登山コースとなります。)

山の案内人・板谷正勝さん
山の案内人・板谷正勝さん
アカショウビン
アカショウビン
山の案内人・板谷正勝さん

POINT2

十二湖って、実は33湖!?

33の湖沼があるのに名前は「十二湖」。この呼び名は、崩れ山(標高939,9m)の中腹「大崩」。
標高694mから眺めると小さな池が森に隠れ、大きな十二の湖が見えたことに由来します。
大崩からは、日本海も眺めることができますよ。少しハードですが体力に自信のある方はチャレンジしてみてはいかが。
もっと気軽に十二湖を楽しみたい人には「十二湖ウォーキング」がおススメ。
1時間コース、3時間コースのどちらでも十二湖の魅力を味わえます。湖に立ち寄り、ブナ林のフワフワした腐葉土を足で感じながら、心地よいそよ風になごみましょう。
ゆっくり滞在して白神山地の良さを体感してくださいね。

1時間コース
キョロロ(物産館)→青池→ブナ自然林→沸壷の池→十二湖庵(茶屋)→キョロロ

3時間コース
キョロロ(物産館)→青池→ブナ自然林→リフレッシュ村→仲道の池→沸壷の池→十二湖庵(茶屋)→キョロロ

三十三湖めぐりマップ
山の案内人・板谷正勝さん
大崩展望所からの眺め
大崩展望所からの眺め

POINT3

十二湖にキャニオン!?

青池など美しい湖のイメージで人気の十二湖には、「日本キャニオン」という迫力ある景勝地もあります。
かつて、十和田湖の「乙女の像」建立の関係者(佐藤春夫氏)と国定公園の審議官(岸衛氏)が十二湖に立ち寄り、地元の人が日本キャニオンを案内しました。その時、彼らはアメリカのグランドキャニオンと比べると小規模(=ベビー)だということで「ベビー・キャニオンじゃないか」と呼んだそうです。そこから、当時の役場(旧岩崎村)では早速「日本キャニオン」と呼ぶことにしたと言います。(諸説あります)

日本キャニオン
日本キャニオン
むき出しの白い岩肌は大迫力。ぜひ足を伸ばしたい。

POINT4

甘くておいしい「ふかうら雪人参」を召し上がれ

ガイドの板谷さんがおいしいとおススメの「ふかうら雪人参」は、雪の下から掘り起こす、ひと手間かかった人参。
白神山地のふもとで太陽の恵みを受けて育ち、そのまま春先まで畑に埋めて熟成。甘味が乗ってくるのを土の中でじっと待ちます。
すると、寒さのために人参の糖度が高くなって甘い人参に。生なら、ぜひサラダやシチューでどうぞ。
1年中楽しめる保存食も豊富です。
ジャム、雪人参とほたてのパスタソース、ふかうら雪人参カレーなどビタミンAもたっぷりで食欲をそそります。おみやげにもぴったり。五能線十二湖駅で販売しています。
ほかにも地元の旬の食を味わうことができ、白神山地の麓で採れた山菜やキノコなどのほか、海の幸なら夏はウニ、アワビ、サザエ、磯回りのものが絶品。
冬ならタラ、タコ、ナマコがおススメです!
地元のレストランやお宿のメニューは、四季それぞれに白神山地の麓の味を楽しむことができます。

※津軽国定公園・十二湖の公園内で山菜などを採ることは原則できません。

ふかうら雪人参
ふかうら雪人参
雪にんじんポタージュ、雪にんじんとほたてのパスタソース、ふかうら雪人参カレー
(左から)雪にんじんポタージュ、雪にんじんとほたてのパスタソース、ふかうら雪人参カレー
雪にんじんポタージュ
雪にんじんポタージュ
雪にんじんとほたてのパスタソースのパスタ
雪にんじんとほたてのパスタソースのパスタ

POINT5

青池がイチバン青く見える時に撮影を!

ブナに囲まれた青池は、太陽が真上に来た時に一番美しいブルーになるとのこと。初夏から夏はプロのカメラマンが1日中、光線待ちをしているほど。
皆さんも太陽が真上に来る前に青池で待っていると、ベストショットが撮れるかも。

青池
青池
沸壺の池
ブルーの湖水が美しい青池の近くには「沸壺の池」があり、その湧水は青森県の名水に選ばれている。
ぜひトレッキングの途中に寄ってみて!

POINT6

十二湖は青森県で最初に森林セラピーガイドを始めた健康エリア

森林セラピーガイドとは、森に関する環境科学的な知識に加え、森の癒し効果について生理学的な知見を持ち、専門的な資格を取得している人を言います。
森を訪れる人に森林浴効果が上がるような散策や運動を案内することができます。
十二湖では、約20名のガイドが活躍中!
森林に関する知識はもちろん、健康的な歩き方も教えてもらえるので、自己流のウォーキングを見つめなおすきっかけにもなりますよ。
セラピーガイドと一緒に、森林浴効果を体験することからはじめてはいかがでしょうか。

ブナ自然林
ブナ自然林
ブナ自然林
ガイドの板谷さんは「きれいな緑や温かい木漏れ日に囲まれてゆっくりと満喫してくれたらうれしいな」と話します。

POINT7

白神十二湖エコ・ミュージアムの展望台から白神岳が望める

展望台は白神十二湖エコ・ミュージアムすぐ近くの「アオーネ白神十二湖」の敷地内にあります。
展望台から東のほうに、白神岳がまっすぐに見えます。海抜ゼロメートルからの白神岳標高1235mが見られるほか、遠く男鹿半島までも望めるのでお見逃しなく。

白神岳からの光景
白神岳からの光景

POINT8

トレッキングや山歩きには、おいしい水を飲むカップを持参。

仙人のような山の案内人。板谷さんは、おいしい水がどこから湧くかよく知っています。
トレッキングや山歩きの際は、愛着のあるフィンランド製の白樺の木のカップを持参。
なんと木製なのに20年も使っているそうです。
皆さんもぜひ、マイカップを持参してくださいね。

山の案内人・板谷正勝さん
湧き水
施設情報
  • お問い合わせ / 白神十二湖エコ・ミュージアム
  • TEL / 0173-77-3113
  • 休館日 / 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
  • 開館時間 / 9:00~17:00

青池だけでなく、十二湖には絶景ともいえる光景がたくさんあります。
また、トレッキングや登山、ブナ林の散策のほか、湖周辺をじっくり歩くセラピーコースは、とても健康的。
もちろん、地元ならではの食材も豊富。山の幸、海の幸の両方が味わえます。
どうぞ皆さんで魅力的な白神山地・十二湖へおいでください。

写真提供:アオーネ白神十二湖

記事作成:マゼンタ(株)

※本記事はブナの学校運営協議会の企画で制作しております。

※このコラムはmeet the heart2021年度の記事を再掲しております。

秋田や青森など東北地方へ行く方におすすめ!

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