「厳美渓」で自然の造形美と
名物・空飛ぶだんごを楽しむ

厳美渓は春夏秋冬それぞれに見どころいっぱいの名勝・天然記念物。栗駒山を源に流れる磐井川が巨岩を侵食し、約2kmにわたって続く渓谷美が見られます。せせらぎとエメラルドグリーンの水が織りなす景観に、思わずため息が。

御覧場橋（吊り橋）からの美しい眺望に足がすくむのも忘れて夢中に。上流には荒々しい流れが、下流にはゆったりとした淵が一望できます。

散策に疲れたら、東屋でひと休み。名物の空飛ぶ団子「かっこうだんご」をいただきます。

「かっこうだんご」の注文方法はとってもユニーク。籠の中に代金を入れて木槌をコンコンと鳴らすと、川の上に張られたロープをつたって、籠は対岸のお店「郭公屋」へ。やがて引き上げられた籠の中に注文したお団子とお茶が入って戻ってきます。
※冬期休業 12月〜3月上旬頃

平泉の歴史を学びに
「平泉世界遺産ガイダンスセンター」へ

半円筒状のシアターやプロジェクションマッピング、模型などを使った展示で平泉の歴史や文化を分かりやすく学ぶことができる他、土器パズルなど体験型のコーナーもあります。

プロローグシアターでは、仏国土（浄土）の世界観を体感。三代秀衡公の頃の「平泉館」もジオラマで復元されており、人々の暮らしがよく分かります。

センターが建っている場所は、奥州藤原氏が政治を行っていたと考えられている国指定史跡・柳之御所遺跡のすぐ近く。センターを出発点にして、遺跡巡りも楽しめます。

平泉世界遺産ガイダンスセンター

岩手県西磐井郡平泉町平泉字伽羅楽108-1

●平泉町巡回バスるんるん

「道の駅平泉」バス停下車

★公式ホームページはこちら

東日本随一！
平安仏教美術の宝庫「中尊寺」巡り

「中尊寺」は3000余点の国宝・重要文化財を伝える平安仏教美術の宝庫。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪など、季節により姿を変える風景を建物と共に楽しめます。見どころに立ち寄りながら、国宝・金色堂を目指します。

世界遺産

国宝建造物第一号の指定を受けている中尊寺最大のシンボル「金色堂」。堂内いっぱいに螺鈿（らでん）細工、蒔絵や透かし彫りが施されていて豪華絢爛。一歩足を踏み入れた瞬間に圧倒されます。

中尊寺の中心となる「本堂」へ。本尊前には無数の竹に支えられた松が印象的。本尊の両脇にある、比叡山延暦寺から分灯され一度も消えたことのない「不滅の法灯」も必見です。

中尊寺にはたくさんのお堂があり、そのひとつ「峯薬師堂」は全国でもめずらしく目にご利益があるとされ、「め」の文字が書かれた絵馬や目のお守りなど目に関するものがたくさん。ペットの健康を祈願する犬や猫の形をした絵馬もあり、顔の部分をかきこめます。

浄土庭園が美しい「毛越寺」

世界遺産

慈覚大師円仁が開山した「毛越寺」。美しい庭園と伽藍遺構が残っており、「特別史跡」「特別名勝」のふたつの指定を受けています。

毎年5月の第4日曜日に行われる「毛越寺曲水の宴」。平安時代の装束に身を包んだ歌人たちが庭園の遣水に盃を浮かべて流れに合わせて和歌を詠む、当時の歌遊びの様子を見られます。

毛越寺

岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58

●平泉町巡回バスるんるんまたは一関前沢線

「毛越寺」バス停下車

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