小松彩夏さんと旅する岩手

本州一の広さを誇る岩手県。広大な自然はもちろん、歴史や文化、そして「人」とのふれあいを体感できます。そんな岩手のあちこちに、岩手出身の女優・小松彩夏さんが出かけて来ました。7回に分けて、心が豊かになる旅をご紹介します。

漆の奥深さに触れ、温泉宿で心も温かに

第7回 二戸エリア

この連載では、岩手県出身の女優・小松彩夏さんが地元・岩手の各エリアで、自然や歴史、文化、人とのふれあいを楽しんだ旅を紹介しています。

~開山は奈良時代。歴史ある寺院へ~

寺院の周りに広がる、神聖な空気。
平成の大修理を終え、建立当初の姿に復元

『天台寺』は、今から1200年以上前の728年頃に開山したとされる寺院。ご本尊と仁王門、天台寺本堂が国指定重要文化財を受けています。
1987年より瀬戸内寂聴さんが名誉住職を務めていることでも有名です。
鳥居をくぐると、木々と緑を両脇に、石階段が続いています。ポツリポツリと並んでいるのは、赤い帽子と前掛けをした、可愛らしい豆地蔵。周囲を見渡しながら、ゆっくりと上っていくこと約10分。仁王門、その奥には天台寺本堂が見えてきます。

360年ぶりに建立当初の姿に復元された、重厚感のある仁王門。
360年ぶりに建立当初の姿に復元された、重厚感のある仁王門。

仁王門と天台寺本堂は、2013年から保存修理に取りかかり、約7年をかけて2020年「平成の大修理」が完了。仁王門は屋根も杉板を重ねた『こけら葺』に、天台寺本堂は屋根も杉板を重ねた『とち葺』になり、360年ぶりに建立当初の姿に復元されました。
天台寺本堂を参拝し、「心が洗われました。空気が澄んでいて、気持ちいいですね」と小松さん。

石階段の脇や、木の根元にたたずむ豆地蔵。可愛らしい表情に癒されます。
石階段の脇や、木の根元にたたずむ豆地蔵。可愛らしい表情に癒されます。

天台寺を訪れたなら、『桂清水(かつらしみず)』も立ち寄ってほしいスポット。
参道の入口付近には桂の大木があり、その根元からは水が湧き出ています。この桂の木が由来となり、天台寺は『桂泉(けいせん)観音』とも呼ばれます。
木の根元から水が湧き出る様子は神秘的であり、神が宿るともいわれています。この地の信仰の原点も、桂清水にあったのかもしれません。

樹齢1000年といわれる『桂清水』。
樹齢1000年といわれる『桂清水』。木の根元から水が湧き、とても神秘的。
基本情報
天台寺
拝観料はお一人様300円。6月中旬から8月下旬にはアジサイが咲き誇り、写真のコンテストも開催されている。

拝観料はお一人様300円。6月中旬から8月下旬にはアジサイが咲き誇り、写真のコンテストも開催されている。

所在地
岩手県二戸市浄法寺町御山久保33
問い合わせ先
二戸市観光協会
電話
0195-23-3641
拝観料
お一人様300円
ページTOPへ