小松彩夏さんと旅する岩手

本州一の広さを誇る岩手県。広大な自然はもちろん、歴史や文化、そして「人」とのふれあいを体感できます。そんな岩手のあちこちに、岩手出身の女優・小松彩夏さんが出かけて来ました。7回に分けて、心が豊かになる旅をご紹介します。

温泉めぐり&自転車で「民話の里めぐり」

第4回 花巻・遠野エリア

この連載では、岩手県出身の女優・小松彩夏さんが地元・岩手の各エリアで、自然や歴史、文化、人とのふれあいを楽しんだ旅を紹介しています。

~詩人たちも通った、人気の温泉~

近代和風旅館と湯治宿の2つの宿。
先人が愛した湯が評判の大沢温泉

市内西部を流れる豊沢川に面した大沢温泉は、花巻市出身の詩人・童話作家の宮沢賢治や、疎開を機に同市で7年間暮らした詩人・彫刻家の高村光太郎が愛した人気の湯。
また、相田みつをが訪れていた縁で、ロゴの「ゆ」の文字が誕生しました。
大沢温泉の歴史は約1200年前にまでさかのぼります。
征夷大将軍の坂上田村麻呂が蝦夷軍の毒矢で負傷した際、大沢温泉に入ったところ傷が癒えたという伝説が。
大沢温泉の湯は、神経痛や筋肉痛などにも効果が期待できるアルカリ単純泉。
近代的な純和風旅館の『山水閣』、昔ながらの湯治が楽しめる『湯治屋』と、趣の異なる2つの宿で、6つのお風呂が楽しめます。
両館内では、アルコール消毒やソーシャルディスタンスに配慮する一方、「接客」というコミュニケーションも大切にしています。

『山水閣』の大きなガラス張りの客室は、優雅にくつろげる空間。
『山水閣』の大きなガラス張りの客室は、優雅にくつろげる空間。

築200年以上の建物である『湯治屋』には自炊ができる共同炊事場があり、宮沢賢治もよく利用していたとか。
炊事場以外でも、待合室、売店など館内にはレトロな雰囲気が漂い、まるでタイムスリップしたかのようです。
また、敷地内一帯は昔ながらの温泉街の風情があり、ゆっくり散策するのも一興です。

共同炊事場では、ガス台以外の調理器具を無料で貸してもらえます。
共同炊事場では、ガス台以外の調理器具を無料で貸してもらえます。ガス台はコイン式で、初めて見る小松さんは興味津々。(小松さんは撮影のためにマスクを外しています)
『湯治屋』と、ギャラリー『茅』(旧・別館『菊水舘』)を結ぶ「曲り橋」にて。
『湯治屋』と、ギャラリー『茅』(旧・別館『菊水舘』)を結ぶ「曲り橋」にて。晴天時はもちろん、雨天時でもしっとりした趣があります。
基本情報
大沢温泉
「家族風呂」以外のお風呂は日帰り入浴も可能。最後まで「ゆ」の文字が消えない石けんや温泉の素などのオリジナル商品は利用客に人気。

「家族風呂」以外のお風呂は日帰り入浴も可能。最後まで「ゆ」の文字が消えない石けんや温泉の素などのオリジナル商品は利用客に人気。

所在地
岩手県花巻市湯口字大沢181
電話
0198-25-2021
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