2017年5月14日(日) 東京都女子柔道体重別選手権大会
場所:講道館
本大会は東京都柔道連盟に加盟する女子柔道選手が出場する、体重別の個人戦の試合です。また、国民体育大会の東京都代表選手を選考する試合にもなっております。
−48kg級に出場した蓬田智佳選手はシードのため2回戦から出場。初戦の相手は昨年の講道館杯で敗れた濱田選手(ベネシード)。一進一退の攻防の末、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収め、雪辱を果たしました。続く3回戦の相手は今大会の第1シードの金城選手(帝京大学)。お互いに背負い投げを掛け合う激しい試合展開となりましたが、ポイントにつながらず本戦が終了。延長戦に入り、相手の懐に潜り込んだ蓬田選手の背負い投げが見事に決まり「技有」ポイント。見事準決勝進出を果たしました。
準決勝戦の相手は木村選手(早稲田大学)。終始、蓬田選手のペースで試合が進み、相手の体勢が崩れたところをすかさず上四方固で抑え込み、一本勝ちを収めました。
決勝戦の相手は、昨年の全日本実業柔道個人選手権大会で準優勝している坂上選手(三井住友海上火災保険)。試合開始30秒、相手の放った内股をかわして、そのまま背負い投げ。劇的な一本勝ちにより、見事優勝いたしました。
−57kg級には渡辺華奈コーチが出場。1回戦の相手は水鳥選手(帝京大学)。試合を優位に進め、内股で投げた後に縦四方固めで抑え込み、一本勝ちを収めました。2回戦は平野選手(慶應義塾大学)。なかなか攻めきれず苦戦している際に、相手の技を受けてしまい、「技有」を先取されます。しかし、その後内股で「技有」ポイントを奪取し、スコアを戻すと、そのまま延長戦へ。延長戦でも得意の内股を仕掛け、一本勝ちを収めました。続く準々決勝戦の相手は松岡選手(国士舘大学)。試合が始まって30秒ほど経った際、不用意に上体を起こしたところに相手の足払いが決まり、一本負け。惜しくもベスト8止まりとなりました。
- 試合結果
- 【−48kg級】
- 蓬田 智佳 優勝
- 【−57kg級】
- 渡辺 華奈 準々決勝敗退
渡辺コーチ
内股で攻めます。
関節技を極める蓬田選手
背負い投げで相手を攻めます。
内股を透かしての背負い投げ
優勝した蓬田選手