2017年4月23日(日) 第71回東京実業柔道団体対抗大会・女子個人戦
場所:講道館
本大会は東京実業柔道連盟に加盟するチームが出場する、男子の団体戦および女子の個人戦の試合です。この大会はいつもの7階級制と違い、−57kg級、−70kg級、+70kg級の3階級での試合となります。この大会にJR東日本から5名の選手が出場いたしました。
−57kg級の決勝戦は柳楽祐里選手と工藤千佳選手の当社選手同士の対決となりました。序盤から柳楽選手が自分のペースで試合を進め、腰技で技ありを先取。その後一進一退の攻防となりますが、終盤、柳楽選手の放った大腰が技ありとなり、合わせ技による一本勝ちとなりました。柳楽選手は初優勝。
+70kg級の決勝戦は、松延祐里選手が川本選手(セントラル警備保障)に対して序盤から攻め込み、相手選手に指導が立て続けに与えられ、優位に試合を進めます。その後も攻撃の手を緩めず攻め続け、中盤、相手の体勢が崩れたところに仕掛けた大腰が一本となり、松延選手の完勝となりました。松延選手は初優勝。
新人の甫木実咲選手は本来−52s級ですが、今回は自分の階級区分が無いため−57sに出場。初戦は土肥選手(セントラル警備保障)に寝技で一本勝ちし、続く2回戦で昨年3位の林選手(三井住友海上火災保険)と対戦。背負い投げや大内刈りなどの技で攻めましたが勝負がつかず、延長戦にもつれ込みました。延長開始1分が過ぎたところで相手の投げ技が決まり、惜しくも敗れました。
五味奈津実選手も本来−52s級ですが、今回は自分の階級区分が無いため−57sに出場。初戦は高原選手(日光警備保障)に寝技で一本勝ち。続く2回戦は昨年の優勝者で今大会第一シードの渡部選手(ALSOK)。激しい攻防の末、延長戦にもつれ込みますが、開始1分過ぎたところで五味選手の小外刈りが有効のポイントとなり、劇的勝利。続く準決勝で当社の柳楽選手に敗れ3位となりました。
工藤選手の初戦は、相手選手の棄権による不戦勝。2回戦は実力者の谷本選手(ALSOK)。一進一退の攻防が続きますが、相手に指導が与えられたことにより、辛勝。続く準決勝は昨年この大会で柳楽選手が苦杯をなめ、今大会の2回戦で甫木選手を破った林選手。開始3分が過ぎたところで工藤選手が放った豪快な払腰が決まり一本勝ち。見事決勝進出を決めましたが、決勝戦で当社の柳楽選手に敗れ準優勝となりました。
試合当日は、柔道の総本山である講道館にたくさんの皆様が応援に駆けつけて下さり、大きな声援と拍手をいただきました。本当にありがとうございました。
今後とも応援の程よろしくお願いいたします。
- 試合結果
- 【−57kg級】
- 柳楽 祐里 優勝
- 工藤 千佳 準優勝
- 五味 奈津実 3位
- 甫木 美咲 2回戦敗退
- 【+70kg級】
- 松延 祐里 優勝
五味選手
柳楽選手
工藤選手
甫木選手
松延選手
入賞した4選手
今回もたくさんの方が応援に来てくださいました。
応援ありがとうございました!