2017年4月16日(日) 第32回皇后盃 全日本女子柔道選手権大会
場所:横浜文化体育館
本大会は、地方予選を勝ち抜いた34選手と推薦選手が出場できる、体重無差別で女子柔道日本一を決める大会です。
JR東日本からは、東京地区予選を勝ち抜いた前田奈恵子選手が出場いたしました。
2回戦から登場した前田選手の相手は、世界選手権に出場した経験を持つ了徳寺学園のヌンイラ華蓮選手。序盤から上手くペースをつかめず、前田選手に「指導」が与えられます。その後両者に「指導」が与えられ、前田選手に「指導」2、相手に「指導」1が入った状態で本戦の5分間が終了。延長戦に入り、前田選手が積極的に攻撃を仕掛け、相手に「指導」が与えられ、スコアで並びました。さらに攻撃の手を緩めずに攻め続けた結果、相手に「指導」が与えられ、累積指導3つで相手の反則負けとなり、前田選手の逆転勝利となりました。
続く3回戦の相手は、今大会の優勝者であり、今夏の世界選手権78kg超級の代表に決定した東海大学の朝比奈沙羅選手。体格の大きい朝比奈選手に対し、果敢に攻撃を仕掛けますが、相手は微動だにせず。中盤、相手の攻めを受けてしまい、前田選手に「指導」が立て続けに与えられます。そのまま本戦の5分間が終了し、延長戦に突入。後がない前田選手は積極的に攻撃を仕掛け、相手に「指導」1つが与えられましたが、その後、2試合続けて延長戦となって疲れが見え始めたところで相手に投げられてしまい、一本負けを喫しました。
今大会では2回戦が12分40秒、3回戦が6分37秒と長丁場の戦いとなり、体力的に厳しい試合となりましたが、最後まで前に出て戦う前田選手に対して、観客席からは大きな声援と拍手をいただきました。ありがとうございました。
引き続き応援の程よろしくお願いいたします。
開会式の様子
2回戦
内股で攻める前田選手
3回戦
大きな相手に果敢に挑みます。
今大会も応援ありがとうございました!