整形外科
当院整形外科の特徴
当科は股関節、膝関節、スポーツ整形の症例が多く、特に人工股関節は全国でも有数の症例数を誇っています。また骨折などの外傷も多く、若い医師でも多くの手術を経験することができます。
さらに、当科は経験豊富なスタッフの数も多く、研修医へのきめ細かい指導が可能であり、できることはできるだけ若いスタッフにもやらせるという方針をとっています。
また、当科は医師、看護師その他のスタッフとも非常に仲がよく、仕事以外でもスキー旅行、テニス合宿、花見、納涼会、忘年会などの親睦行事が多いのも特徴です。
当院整形外科研修カリキュラムの特徴
当院では1年目に整形外科研修が義務付けられていることが特徴です。これは救急患者の多くは外傷患者であり、この初期治療を全員が経験するという病院の方針によるものです。 特に将来整形外科に進みたいと考えている研修医にとっては、1年目から整形外科で研修することにより整形外科治療の大枠をつかむことが出来、内科、麻酔科、外科など他科に対してもさらに目的を持って研修することができると思います。
さらに2年目は最大4ヶ月まで整形外科を選択することが出来、指導医のもと手術や外来診療をすることもでき、専門家としてのスタートを早めに切ることが出来ます。 整形外科とは別にリハビリ科を選択できることも当院の整形外科カリキュラムの大きな特徴です。
2年の研修が終了した後、希望する場合は東大病院整形外科への入局を推薦します。現在まで当科で初期研修をした研修医で整形外科を専攻した先生は7名おります。 6名は東大、1名は千葉大へ入局しております。
当科の研修プログラム
1年次
- 手術指導風景

担当医として指導医とともに受け持ち患者を受け持ちます。
抜釘などの手術の術者をすることにより、手術のプランニング、実際の手技を体験してもらいます。
- ギプス巻き実習

ギプス巻きや、ギプスカットを実際に練習してもらいます。
- 模擬手術説明

研修中にスタッフを相手に模擬手術説明をしてもらい、患者や家族への説明のしかたを勉強してもらいます。
- レントゲン読影実習

骨折や脱臼のレントゲン写真をたくさん見ることにより、救急の場でのレントゲンの撮り方、読影のしかた、注意しなければ行けない骨折などを勉強できます。
- 症例研究発表

研修期間中に担当した1例を最後にまとめて発表してもらいます。
2年次
- 手術指導風景

骨折などの手術の術者をしてもらいます。
- 模型による関節鏡実習

膝関節の模型を使い関節鏡の使い方のほか、遊離体摘出や半月切除の練習ができます。
当科では学生実習も幅広く受け入れておりますので、整形外科に興味がある学生さんは 是非実習にいらしてください。お待ちしています。