回復期リハビリテーション病棟のご紹介
当院は、平成19年12月1日に回復期リハビリテーション病棟(42床)を開設しました。
回復期リハビリテーションとは?
「回復期リハビリテーション病棟」は、脳血管疾患又は大腿骨頚部骨折等の患者さまに対する食事・更衣・排泄・移動・会話などのADL(日常生活動作)能力向上による、寝たきりの防止と家庭復帰を目指し、様々な職種がチームで取り組む病棟です。
具体的には医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療ソーシャルワーカー(MSW)・薬剤師・管理栄養士などが共同で、リハビリテーションプログラムを作成・実施します。
(※全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会より一部引用)
回復期リハビリテーションの対象患者さま
対象疾患 | |
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1 | 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、 脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態 |
2 | 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折、 又は2肢以上の多発骨折の発症後、又は手術後の状態 |
3 | 外科手術後、又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、 手術後、又は発症後の状態 |
4 | 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、又は膝関節の神経・筋、又は靱帯損傷後の状態 |
5 | 股関節、又は膝関節の置換術後の状態 |
6 | 急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患、又は手術後の状態 |
※上記疾患のうち、当院入院判定会議で、入院適応と認めた場合。
当院回復期リハビリテーション病棟の特徴

入院相談の流れ
入院相談について
当院では急性期医療機関から転院のご相談をお受けしております。患者さま、ご家族さまからの直接の入院相談はお受けしておりませんので、ご入院中の医療機関へご相談ください。
急性期医療機関のご担当者さまへ
入院のご相談は以下の流れでお願い致します。
- 1電話相談
急性期医療機関のご担当者さまより03-3320-2210(代表)へお電話いただき、回復期リハビリテーション病棟への入院ご希望の旨をお話しください。各種書類をFAXにて送付をお願いしています。 - 2受け入れ検討
受け入れについて院内で検討いたします。検討次第、随時、結果をご連絡致します。
場合により入院前に患者さまの診察、もしくはご家族さまとの面談をお願いする場合があります。 - 3入院決定
入院日程や持参いただくもの等をご連絡致します。
入院費用について
4人床 | 医療費の自己負担分+食費 |
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個室 | 上記に加えて、差額ベッド料(1日当たり16,500円(税込)または19,800円(税込))がかかります。 |
入院から退院までの流れ
- 入院
-
入院当日
安全に快適に過ごしていただくために、看護師とリハビリ担当者で生活環境を調整します。
また、治療プログラムをチームで検討していきます。 - 入院中
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365日、一日最大3時間のリハビリ
リハビリの進捗状況に合わせながら、退院後の生活を見据えた入院生活を提供します。
定期的なカンファレンスの開催
多職種が集まり、リハビリの進行状況・問題点・今後の方針を共有していきます。
- 退院準備
-
サービスの検討、介護・介助指導の実施
自宅の環境調整、在宅サービスの確認、福祉機器等の助言などを検討していきます。
また、必要な場合はご家族さま対象に介護・介助指導を実施していきます。 - 退院
-
地域との連携
安心して生活が出来るよう、地域の関係各所へつなげていきます。
病棟の設備風景

練習風景

朝の身支度

食事動作

言語機能

歩行動作

入浴動作

日常生活動作

トイレ動作