CT検査

CT検査とは?

CT検査

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは、X線を利用して身体の横断像(輪切り)を撮影することが出来る検査です。
検査には造影剤を使用する場合としない場合があります。

造影剤とは?

造影剤を用いることで見えにくい病変を見やすくする効果があります。
造影剤が体の中に入ると熱く感じることがありますが、正常な反応です。
かゆみや発疹、吐き気、息苦しいなど少しでも違和感がありましたらスタッフへお声掛け下さい。
造影剤は尿から排出されますので、検査後は水分をたくさん取るようにして下さい。
CT検査で用いるのは「ヨード造影剤」です。

使用方法

通常、腕の静脈から注射し、自動注入器を用いて体内に注入します。

検査時間(乳腺)

  • 造影剤なし:5分
  • 造影剤あり:10~15分

検査方法(乳腺)

【1】着替え

着替えのイメージ

撮影範囲に金属がないように支度をして下さい。
撮影範囲は顎下~臍下辺りまでです。
金属例)ブラジャー、ネックレス、湿布、ホカロン、ピップエレキバンなど

【2】撮影

撮影のイメージ

検査時は両手を「バンザイ」する形で頭の上に上げます。
(検査が終わるまで動かないで下さい。)
検査中は呼吸の合図があります。合図に合わせて息止めをして下さい。
「息を吸って止めて下さい」「楽にしてください」

【3】造影剤を使用する場合

  1. 1放射線科医が造影剤の注射を行います。
      ※少し太めの針を使いますので、血管が出にくい方はCT検査受付時などにスタッフへお声掛け下さい。検査前に腕を温めて血管を出しやすくします。
  2. 2造影剤を自動注入器を用いて急速に体内へ注入します。
    注入中に気分が悪くなったり、かゆみが出た場合はすぐにスタッフへお声掛け下さい。
  3. 3造影剤が体の中へまんべんなく行き渡ったタイミングで撮影を開始します。

【4】止血

撮影終了後、看護師が別室にて針を抜き止血を行います。
太い針を用いているので5分間しっかりと止血します。

乳がんのイメージ

乳がん

肺転移のイメージ1

肺転移

肺転移のイメージ2

肺転移

CT検査で何が分かるの?

検査の目的

  • 乳がんの場所確認
  • 他臓器への広がり診断

CT検査では乳がんの場所を確認します。
また、乳がんは他臓器に広がる(転移)することがあります。特に多いのが骨、肺、肝臓、脳などです。
乳がんが見つかった場合、当院では乳がんの場所を特定し転移の有無を確認するためCT検査を行います。