小児科
特色
当科は、一般的な急性疾患・感染症はもちろんのこと、食物アレルギーの診断・管理、アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法、低身長症に対する成長ホルモン補充療法、その他の内分泌疾患、乳幼児健診や予防接種等、現代の小児医療で欠かせない分野に積極的に取り組み、お子様・ご家族のご心配事を丁寧に傾聴し対応するよう心がけております。
急性疾患に対してももちろん初期対応を行い、より高度な医療を要すると判断した場合は、近隣の高次医療機関にご紹介させて頂くことも可能です。
また、近年厚生労働省から細菌感染症における薬剤耐性が警鐘されています。その対策として抗菌薬(抗生物質)の適正使用が謳われており、当科でも積極的に取り組んで参ります。
得意とする疾患と治療
得意とする疾患
感染症
一般的な上気道感染の他、下気道感染(気管支炎・肺炎)、中耳炎、消化管感染症(急性胃腸炎)、尿路感染症、皮膚感染症等の発見と適切な治療に努めます。この際、抗菌薬適正使用の考えに則り治療方針を検討します。必要であれば入院加療を行いますが、乳幼児のお子さまの場合、ご家族の付き添いが必要となります。
アレルギー疾患
食物アレルギー
血液検査・食物経口負荷試験(OFC)を含め、綿密な管理を行っております。
アレルギー性鼻炎・花粉症(スギ)
ダニ・スギに対する減感作療法(舌下免疫療法)を行っています。対象年齢は5歳以上です。
その他、湿疹や気管支喘息の管理も行います。
内分泌疾患
ホルモンによって生じる子どもの病気を診療します。
低身長
低身長負荷試験(成長ホルモン分泌刺激試験)、成長ホルモン治療も実施しています。
乳幼児健診、幼稚園・保育園・学校などで背が低いことが気になりましたら、お気軽にご相談ください。
身長に関しては、学校の保健の先生からのお手紙と身長体重の記録をお持ちいただければ、紹介状として扱わせていただきます。
その他
甲状腺疾患(先天性甲状腺機能低下症、橋本病、バセドウ病)、思春期早発症、思春期遅発症などの診断・治療を行います。
甲状腺が腫れている、まだ幼いのに乳房が膨らんできたなどの症状がありましたら、ご相談ください。
発達・発育全般
当科の健診等で気になる点があったり、地域からご紹介頂いた乳幼児の発達・発育を注意深く観察し、ご家族のご心配に丁寧に対応します。
腎疾患(学校腎臓病検診後の要精検となったお子さまの診察も行います)、心臓疾患の検査や初期対応も行っています。
当科で可能な主要な検査・治療、検診
- 感染症に対する迅速検査
- インフルエンザ、RSウイルス、溶連菌、アデノウイルス、マイコプラズマ感染症、ヒトメタニューモウイルス、ロタウイルス、新型コロナウイルス
- 血液、尿、単純レントゲンやCT検査、超音波検査、MRI
その他、
- 食物アレルギーの評価のための食物経口負荷試験(OFC)
- ダニ・スギに対する減感作療法(舌下免疫療法)
- エピペンの指導・処方
- 低身長の評価のための成長ホルモン分泌負荷試験
- 成長ホルモン治療
- 起立性調節障害を疑ったときの新起立試験
- 発達に関して通院しているお子さまに対する知能検査
などを必要に応じて行っています。
健診・予防接種
※BCGは毎週木曜日午後に原則として単独で接種します。
予防接種はワクチンで防げる病気にかかりにくくするためにとても大切です。できるだけスケジュール通りに受けることをおすすめします。
当院では健診・予防接種の専用の時間帯を決めていますので、待合室で風邪症状や熱のある他の子と一緒になることはありません。
また、健診と予防接種(BCGを除く)を同じ日に受けられるので、通院回数が少なくてすみます。
なお、健診・予防接種を受けるにあたり、紹介状がなくても保険外併用療養費はかかりません。
スタッフ紹介
- 役職・医師名
- 医長 松原 洋平
- 得意な分野
- 小児内分泌(こどものホルモンの疾患:身長、甲状腺、二次性徴など)
小児一般 - 認定等
- 日本小児科学会認定小児科専門医・指導医
日本内分泌学会認定内分泌代謝科(小児科)専門医・指導医
小児慢性特定疾病指定医
難病指定医
- 役職・医師名
- 医長 塩﨑 純子
- 得意な分野
- 小児一般、アレルギー
- 認定等
- 日本小児科学会認定小児科専門医
小児慢性特定疾病指定医
難病指定医
日本アレルギー学会会員
日本小児アレルギー学会会員
- 役職・医師名
- 特任医師 佐藤 英子
- 得意な分野
- 小児一般、アレルギー
- 認定等
- 日本小児科学会認定小児科専門医
日本アレルギー学会会員