神経免疫疾患外来

特色

神経免疫疾患とは、自己免疫によって脳、脊髄、末梢神経、神経筋接合部、筋肉がダメージを受けて発症する疾患の総称です。ダメージを受ける部位や原因によって疾患名は異なりますが、代表的な疾患だけでも多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎(NMO)、重症筋無力症(MG)、ギラン・バレー症候群(GBS)、フィッシャー症候群(MFS)、慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)、神経サルコイドーシス、神経ベーチェット病など、多くの疾患があるのが特徴です。これらには、急性発症で重症化するものの急性期を乗り切れば予後は良い、という疾患もあれば、慢性進行性で徐々に身体の自由を奪っていくタイプの疾患もあります。
さらに、診断や治療に専門性が要求されるのも、神経免疫疾患の特徴です。局所の症状で発症する事も多く、眼科や整形外科、精神科等からの紹介で診断に至る事が多く、他科との協力体制が不可欠です。また、治療については、慢性期の病勢コントロールや寛解期の再発予防には経口ステロイド等の内服の免疫抑制剤を用い、急性期の病勢コントロールにはステロイドパルス療法、免疫グロブリン大量療法、血液浄化療法といった大掛かりな治療を必要に応じて施行しますが、免疫抑制剤には様々な副作用がありますので、治療にも診断と同様の専門性が要求され、ここでも他科との連携が不可欠です。
当院は総合病院であり、合併症等に対しても集学的治療を施行しやすく、かつ救急対応病院でもあり、入院ベッドが確保し易いため、上記の強力な免疫抑制療法を安全に行うのに非常に適した環境であると言えます。また、土・日・祝日は多くの大学病院が対応困難である一方、仕事等の都合で平日の通院が困難な方々を多く目にした経験からも、第2土曜日の当外来を有効に活用して頂ければと思っております。英語での対応も可能ですので、外国人の方にもストレスなく診療を受けて頂けると自負しております。

診療日

第2土曜日 午後(担当医師: 氷室 圭一 脳神経内科医長)

神経免疫疾患は脳神経内科の一般外来でも診察は可能です。(氷室医師担当日は月・水・金)
受診時に、神経免疫疾患での受診を希望される旨をスタッフにお伝えください。
紹介状をお持ちであれば、予約の際にその旨をお申し出ください。

予約方法

予約制を原則としています。

診療情報提供書(紹介状)がある場合 
医療連携室でご予約下さい(TEL:03-3373-5931 休診日を除く午前8:30〜午後5:00)

診療情報提供書(紹介状)がない場合
電話予約センターでご予約下さい(TEL:03-3320-2211 休診日を除く午前9:00〜午後4:30)

スタッフ紹介

役職・医師名 得意な分野 認定等
主任医長 氷室 圭一ひむろ けいいち
氷室 圭一
神経内科全般(英語対応可能)
神経免疫疾患(特に重症筋無力症)
脳卒中
頭痛
てんかん
医学博士(千葉大学)
日本神経学会認定神経内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本神経免疫学会員
日本神経治療学会員
東京都難病医療費助成指定医
東京都身体障害者手帳指定医

担当医メッセージ

私は千葉大学神経内科の神経免疫グループに現在も所属し、当院に加えて千葉大学附属病院でも定期的に重症筋無力症をはじめとする神経免疫疾患の外来診療に従事しております。留学先の米国では、重症筋無力症の世界的権威であるH.Kaminski教授の下で研鑽を積ませて頂きました。微力ながらですが、これらの経験を皆様に少しでも還元させて頂ければ、と思っております。