昭和41年7月 | 中央鉄道病院内にあった物理療法室をリハビリテーション室として開設 |
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昭和44年 | 中央診療棟の完成とともに新施設へ移転し、理学療法、作業療法、言語療法、義肢装具製作部門、ケースワーク部門などの総合的なリハビリテーション施設を設立 |
昭和62年4月 | 国鉄民営化に伴い、東日本旅客鉄道株式会社直轄の病院となり、総合リハビリテーション施設となる。 |
平成17年〜27年 | 区西南部地域リハビリテーション支援センター(渋谷区・世田谷区・目黒区)に東京都より指定 平成28年より幹事として事業に協力している |
平成19年12月 | 回復期リハビリテーション病棟開設 |
義肢・装具外来 義足外来 義手外来 |
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役職・医師名 | 得意な分野 | 認定等 |
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部長 上野 高明 | 運動器リハビリテーション 脊髄損傷のリハビリテーション 上肢・下肢切断のリハビリテーション |
日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医・指導医 日本整形外科学会認定整形外科専門医 身体障害者福祉法第15条による指定医(肢体不自由、音声・言語機能障害) 義肢装具等適合判定医 医学博士 |
主任医長 田中 洋平 |
上肢・下肢切断のリハビリテーション(義手・義足) 障がい者スポーツ |
日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医・指導医 日本整形外科学会認定整形外科専門医 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツ医 義肢装具等適合判定医 |
医長 佐藤 恵 | 日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医 義肢装具等適合判定医 身体障害者福祉法第15条による指定医(肢体不自由、音声・言語機能障害) 日本医師会認定産業医 |
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副医長 杉本 崇行 | 呼吸器リハビリテーション 心臓リハビリテーション 膠原病疾患のリハビリテーション |
日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医 日本内科学会認定内科医 |
当院リハビリテーション科では下腿切断、大腿切断、股関節離断、骨盤切断(骨盤半截)まで様々な切断レベルの患者さまに対応しています。患者さまが持っている身体能力や生活環境に合わせ、最適な義足とそれを使いこなすためのリハビリテーションを提供しています。
初めての義足は、当院回復期リハビリテーション病棟に入院し、リハビリテーションを実施しながら作製することをお勧めしています。
※④⑤はご自身で義足の管理が困難なため。ご家族や周囲の方の支えで適応になる場合もあります。
※義足の適応はあっても、入院リハビリテーションではなく、外来通院で義足を作ることをお勧めする場合があります。
患者さまの状態によって判断させていただいておりますのでご了承ください。
当院リハビリテーション科では切断術後の義足リハビリテーション目的の入院患者さまを多数受け入れています。
下腿切断 | 大腿切断 | 股関節離断 | 両下肢切断 | その他 | 計 | |
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2017年度 | 12 | 8 | 0 | 1 | 0 | 21 |
2018年度 | 14 | 8 | 2 | 1 | 1 | 26 |
2019年度 | 16 | 7 | 1 | 0 | 1 | 25 |
2020年度 | 12 | 4 | 1 | 5 | 0 | 22 |
2021年度 | 15 | 10 | 0 | 4 | 0 | 29 |
当院では下腿義足であれば通常は以下のような流れでリハビリテーションを進めています。
※あくまで代表的な義足リハの流れであり、患者さまの状態やリハビリの進み具合により予定は前後します。
下腿義足
大腿義足
股義足
当院では手関節離断、前腕切断、上腕切断、肩関節離断まで様々な切断レベルの患者さまに対応しています。
切断後間もない時期には能動義手のリハビリ(作業療法)を行います。能動義手は肩の動きを使って手先を“開く”、“閉じる”ことができる機能的な義手です。リハビリを通じて義手の操作に習熟するとともに、日常生活への復帰に向けた準備を整えていきます。入院してリハビリすることも可能です。
また、当院は筋電義手のリハビリに対応できる数少ない施設の一つです。筋電義手は筋肉の動きを電気信号に変えて手先を動かす電動の義手です。現段階では全ての上肢切断者が筋電義手の適応になるわけではありませんが、ご希望の方は当科までご相談ください。
その他、患者さまのニーズに応じて装飾義手にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
前腕切断 | 上腕切断 | 肩離断 | 手関節離断 | |
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2014年度 | 3 | 3 | 0 | 0 |
2015年度 | 2 | 2 | 1 | 0 |
2016年度 | 3 | 4 | 1 | 1 |
2017年度 | 4 | 3 | 2 | 0 |
筋電義手(マイオボック、オットーボック社)と筋電義手を装着したところ
筋電義手(i-limb、オズール社)
※筋電義手はすべての上肢切断者が対象になるわけではありません。
筋電義手の対象となるかどうかは担当医にご相談ください。