呼吸器外科

特色

呼吸器内科との密接な連携の元に、肺癌を中心として転移性肺腫瘍や縦隔腫瘍、自然気胸、胸壁や胸膜腫瘍など肺、縦隔、胸壁、胸膜の疾患の殆どを対象に手術治療を行っています。

 肺癌手術件数気胸手術件数総手術件数
2014年5744192
2015年5051180
2016年5175209
2017年7459210
2018年4856138

疾患と治療法

肺癌

 患者さまの体力や呼吸機能、肺癌の進行度に応じて術式を検討します。
1.胸腔鏡下手術:数センチの穴を数箇所開けて行う手術
2.胸腔鏡併用手術:従来の開胸手術に胸腔鏡を併用する手術
3.従来の開胸手術
 早期肺癌であれば開胸手術であっても胸腔鏡を併用して、最大創5cm程度の小開胸で行っています。進行した肺癌症例で止む無く傷が大きくなる場合も、背中の筋肉を温存した開胸手術で行っています。
 早期肺癌の標準術式である胸腔鏡併用小開胸による肺葉切除及びリンパ節郭清において、過去5年間の当科における1.手術時間、2.術中出血量、3.術後入院期間の平均を下記の表に示します。昨年は呼吸機能が低下した患者さまが多く、術後の呼吸リハビリテーションに力を入れたため入院期間が少しだけ長くなりましたが、退院後の社会復帰に役立っています。

 手術時間(分)出血量(ml)術後入院期間(日)
2014年169957.2
2015年1951506.5
2016年1821038.3
2017年1631157.9
2018年192918.5

転移性肺腫瘍

消化器外科や消化器内科、泌尿器科から紹介された転移性肺腫瘍の患者さんに対して、胸腔鏡手術による肺部分切除術を基本としておりますが、必要があれば肺葉切除も施行しております。

自然気胸

原則として再発例に対して手術を行っていますが、初回発症でも内科的治療での治癒困難な場合には積極的に手術を行っております。殆どの患者さんが術後数日で退院可能です。

縦隔腫瘍

胸骨正中切開による拡大胸腺全摘術以外は殆どが胸腔鏡手術で行われております。

胸壁や胸膜腫瘍

胸腔鏡手術による胸壁神経鞘腫切除術から悪性胸膜中皮腫に対する胸膜肺全摘まであらゆる術式を行っております。

当科で可能な主要な検査・治療

  • 気管支鏡検査
  • 胸腔鏡検査
  • 肺癌検診

スタッフ紹介

役職・医師名 得意な分野 認定等
部長 田中 真人たなか まこと
田中 真人
呼吸器外科一般(特に肺癌) 日本外科学会認定外科専門医・指導医
日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専門医・指導医
主任医長 苅田 真かりた しん 肺癌、気胸、膿胸などの呼吸器外科分野に対する低侵襲胸腔鏡手術から拡大手術まで対応 日本外科学会認定外科専門医
日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科専門医
特任医師 登 祐哉のぼり ゆうや 呼吸器外科一般(特に肺癌) 日本外科学会認定外科専門医

スタッフによる著書

「ケアに役立つ!呼吸器疾患ナーシング」共同執筆者/田中真人(総合医学社)
「看護学大辞典 第6版」共同執筆者/田中真人(メジカルフレンド社)
「見てわかる 呼吸器ケア」共同執筆者/苅田 真(照林社)