ひざの手術を受けられる患者さまへ
ひざの手術が決まったら…
当日医師より
- 手術の説明
口頭で医師よりおおまかな説明を行います。詳しくは入院してから、再度説明を行います。 - 既往症の確認
今までに大きなご病気はないか、治療したことのあるご病気、治療中のご病気などを伺います。 - 内服中のお薬の確認(お薬手帳があれば持参して下さい)
→手術に向けて中止するお薬がいくつかありますので確認させて頂きます。
看護師より
術前検査日の説明、自己血貯血を行う日までの過ごし方や、入院手術で必要な物品の説明、その他、必要な書類の説明があります。
- 術前検査(採血/心電図/レントゲン)を行います。(B2階)
その他、必要な検査があれば追加いたします。 - 入院センターで入院の手続き
個室か大部屋の希望を伺い、入院のしおり、必要な書類をお渡しします。
ひざの手術のこと
- 手術前に
- 持病や内服薬の確認をさせて頂き、入院前検査(採血・採尿/心電図/胸部レントゲン)を行います。
治療中の虫歯、皮膚に潰瘍などがある場合は、術後感染予防の観点から医師又は看護師にお伝え下さい。 - 入院日
- 原則手術の前日となります。
ただし、病院の診療日(営業日)換算となりますので、月曜日手術の場合には前の週の金曜日(または営業土曜日)の入院となります。担当医にご確認ください。 - 入院期間
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- 前十字靭帯再建術:術後10~14日で杖なしで退院となりますが、状況に応じて術後7日間での退院も可能です。
- 半月板の手術:手術の翌日に退院可能です。
- 高位脛骨骨切り術:3~6週間で退院としていますが、概ね4週間で退院になります。
- その他、術式や病態によって異なります。主治医にご確認ください。
- 手術
- 麻酔科の専門医が、麻酔と全身管理を行います。
手術時間は術式によりますが、通常1~2時間程度です。麻酔の時間などを含めると、3時間~3時間半ほどかかります。 - リハビリ
- 手術後翌日より開始します。
初めは平行棒や歩行器を使った歩行訓練を行い、筋力強化訓練、日常生活動作の訓練を行い退院に備えます。
小さな手術では入院でのリハビリはなく、退院します。 - 入院費用
- 入院費用が高額になる場合、ご加入の健康保険組合等に事前に限度額適用認定証の交付申請を行い、認定証をご提示いただくことで、窓口負担が月単位で一定の額(自己負担限度額)にとどめられます。
詳しくは入院センターでご確認ください。
退院後に注意すること
- 定期的にチェックをします
- 傷が治るまでは通常7~14日かかります。それ以前に退院する方は、傷の消毒が必要になります。当院に通院していただくか、最寄りのかかりつけの整形外科、外科などがある場合にはそちらで処置を受けることも可能です。紹介状を作成する必要がありますので、事前にお申し出ください。
傷が治っている方は、術式やリハビリの進行度によって退院後2~4週間の時点で外来の予約を入れます。退院時にご確認ください。 - 傷が腫れたら
- 傷が腫れたり、赤くなった時には、診察日を待たずに必ず病院にご連絡ください。
ひざの手術に必要なもの
※下記、リハビリ用の衣類以外は、全て病棟側1階の売店で販売しています。
- 手術直後に使用する物(手術後にベッド上安静が必要な方)
- 浴衣
- T字帯またはフリーパンツ
※浴衣の代わりに手術用病衣、各種入院時に必要な物が、レンタルサービスでご利用頂けます。
浴衣
T字帯
- ベッド上安静のためあると便利です。
- テッシュペーパー
(ウエットテッシュ) - 曲がるストロー
- テッシュペーパー
- リハビリ開始時に使用します。(術後1日目より使用)
リハビリ用の靴
- リハビリ用の靴(簡単に着脱ができる物)
- リハビリ用の衣類(動きやすいもので袖口が狭くない物)
疑問にお答えします
- 手術の何日前から入院が必要になりますか?
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手術までに麻酔科、リハビリテーション科の受診やオリエンテーションなどがあるため、原則手術日の1日前となります。月曜日手術の場合には前の週の金曜日など1営業日前に入院になります。
- 手術の時間はいつわかりますか?
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入院時の手術説明の時にお知らせします。予約の時点では手術時間は仮押さえの時間です。入院後に再度確認して下さい。
- 生理不順です。生理中でも大丈夫か心配です。
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手術は行えます。ピル等の内服やホルモン注射を行っている場合は、術前には禁止をしていますので、医師または、看護師へご相談ください。
- 入院中はどんな服装で過ごしますか?
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手術当日は浴衣(もしくはレンタルの病衣)で過ごしていただきますが、その後は傷の消毒やリハビリを行うため、ひざまでまくり易く、動きやすいズボンタイプのものをあわせてご用意下さい。
- 入院中の付き添いは必要ですか?
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入院された日または翌日までに担当医より手術の詳しい説明がありますので、その際は付き添いの方がいらっしゃることが望ましいです。手術当日も同様です。未成年の場合には保護者の付き添いが必ず必要です。