第19回
現代に魅力を伝える
古き良き佇まい

第18回
身体の中から美しく
健康的に

第17回
晴れの場で輝く
沿線の伝統芸能

第16回
今だけの美しさ
色鮮やかな紅葉を堪能する

第15回
東京が誇るおいしい
農作物

第14回
文豪が愛し暮らした
沿線の街

第13回
人々が踊り
町が沸く夏祭り

第12回
伝統を味わう武蔵野
うどん

第11回
自然と伝統を満喫する
散策路

第10回
中央線の魅力を
再発見

第9回
梅の香りに誘われて
早朝散歩

第8回
中央線沿線
“おみや”スイーツ

第7回
一生の幸せを願う
七福神めぐり

第6回
クリスマスの
きらめきに
誘われて

第5回
蕎麦屋を巡る
小さな旅

第4回
スローフードに
目覚めよう

第3回
懐かしいが新しい、
中央線クラシック

第2回
子供と遊ぶ、
沿線の自然

第1回
ペットと一緒に
出かけよう!

オススメ!
中央線沿線
ハイキングコース

生活に潤いと実感を与えてくれる
中央線沿線の魅力的なスポットを特集

武蔵野うどんとは、多摩地区一帯を含む東京都西部から埼玉県西部に伝わる郷土料理です。もともとこの武蔵野地域は、小麦の生産が盛んな地域で、米と同様に麦食やうどんが多く食べられていました。武蔵野うどんの原型は、地元の小麦を使った手打ち麺です。一般的なうどんよりも太く、しっかりとした噛み応えのあるコシの強い麺は、漂白されていない地元の小麦粉を使っているため、やや茶色がかったグレーに見えるのが特徴。また食べ方はゆでた麺を一度洗い、ざるに盛ったざるうどんに熱いつけ汁でいただくのがオーソドックスなスタイルです。

そんな伝統ある武蔵野うどんが、小平ふるさと村では文化遺産である古民家でいただくことができます。うどんを作っているのは武蔵野手打うどん保存普及会のみなさんで、小平産の地粉を使って『小平糧うどん』を毎週土・日及び祝日の昼食時に150食を限定に販売し、旧神山家住宅母屋で賞味することができます。『小平糧うどん』のメニューは、伝統的な糧うどんひとつだけ。昔ながらの手打ち麺をたっぷりの湯でゆでてざる盛りにして、油揚げの入った熱いつけ汁につけていただきます。別添えになったかては、大根や小松菜、白ネギなど季節の野菜が並びます。素朴でいながらもしっかりとした小麦の風味が楽しめる小平糧うどんは、古くから愛され食べられ続けてきた庶民のごちそうです。美しく保存された古民家でいただけば、当時の食事風景までもが蘇ってくるよう。うどんは売切れ次第終了ですが、日曜日の13時半以降ならば10~30名の団体予約も可能です。(問合せ先は武蔵野手打ちうどん保存普及会まで)

立川にある『手打ちそば・うどん はる』は、地産地消を心がけているお店です。ご主人の関根さんの「おいしく安全なものをお腹いっぱいに食べてもらいたい」という思いから地粉は埼玉産の小麦を使用。水は浄水器のものを使い、野菜もなるべく立川周辺の農家の方から仕入れているというこだわりよう。特にネギは、地元の農家の方が次々と生産者を紹介するという人の輪が広がって、今では一年中立川の農家から仕入れができるそうです。朝早くからご主人が丹精込めて仕込みを行ううどんはコシの強い平太麺で、口にほおばると小麦の味がいっぱいに広がります。もともと和食のお店を営んでいたというご主人は伝統的なざるうどんのほかに、カレー付うどんや、冷たい汁が特徴の冷とろ付けうどんなど、現代的でオリジナリティあふれるメニューも開発。武蔵野うどんの味にほれ込んだお客様の8割がリピーターというお店ですが、何度訪れても新しいおいしさを発見ができます。

国分寺の『甚五郎』は、昭和レトロな看板やポスターが所狭しと並べられた内観が目にも楽しいお店。武蔵野うどんの特徴でもある太麺は、茹で上がるのに10分前後の時間がかかるため、料理ができあがるまでの時間を飽きずに過ごしてほしいというお店のオーナーの心遣いから生まれた楽しいインテリアなのです。『甚五郎』のうどんは武蔵野うどんの伝統に忠実で、しっかりとした小麦の味わいが堪能できる風味豊かな埼玉県狭山産の地粉を使い、鰹節とどんこ(しいたけ)、昆布の合わせ出汁から作ったつけ汁でいただくのが基本。一番の人気は、やはりオーソドックスな肉づけうどんです。うどんの量は、普通盛りで男性でもお腹がいっぱいになるほどのボリュームがあり、つけ汁の肉もたっぷり。おいしくボリューム感のあるうどんに魅せられた多くのリピーターで、いつも店内は賑わっています。夜も23時まで開いているので、お酒を楽しみながらうどんをいただくというスタイルの方も多く、店内には東京の地酒が数多く取り揃えられています。

小平糧うどんは、オーダーされてから麺を茹で上げます。最長で20分ほど待ちますが、趣のある園内を散策していればあっという間です。

小平糧うどんは、手作りならではの素朴な味が楽しめます。麺の端の部分が入っているのは、まさしく手打ちの照明です。一食¥500

園内には陸稲や小麦が栽培され、武蔵野の田園風景を再現。のどかな風景が住宅街の真ん中であることを忘れさせてくれます。

レトロな外観の『手打ちそば・うどん はる』は、住宅街の一角にあります。店内は10席余りで、アットホームな雰囲気です。

つけ麺は、すべてうどん、そば、合盛りから選ぶことができ、どれを選んでも値段は変わりません。写真は、カレー付けの合盛りで¥700

暑い夏に大人気の冷とろ付けうどんは、わかめや芽かぶ、オクラ、しらす干しの入ったさっぱりとした冷やし汁でいただきます。¥700

懐かしい看板やポスター、古い道具などが所狭しと並べられた『甚五郎』の店内。それらを眺めているだけでも、飽きることがありません。

炒めたナス、ネギ、インゲンを乗せ、冷たい出汁にうどんの入った武蔵野のらうどん。ボリュームたっぷりで、とてもヘルシー。¥700

一番人気の肉付けうどんは¥650。普通盛りでも、このボリュームです。食べきれる自信のない人には、小盛り¥600もあります。

国分寺駅北口から、歩いてすぐの路地を入ったところに『甚五郎』はあります。外観にもレトロな看板が飾られているのが特徴です。

小平糧うどん(小平ふるさと村)
東京都小平市天神町2-57
042-323-3090(武蔵野手打ちうどん保存普及会 山口会長)
営 日・祝日
時 11:00~売切れるまで
JR「武蔵小金井」駅より車で15

手打ちそば・うどん はる
東京都立川市柏町2-39-34
042-535-5599
営 11:30~15:00、17:30~21:00
休 日・祝日
JR「立川」駅よりバスで15

甚五郎
東京都国分寺市本町3-3-13
042-325-6916
営 11:00~23:00
年中無休
JR「国分寺」駅北口より徒歩2

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