東京の玄関口、JR東京駅。ビジネス、観光、ショッピング、グルメ……さまざまな目的で訪れる機会があるかと思いますが、実はアートスポットのメッカでもあることをご存知ですか?
そんな、東京駅から有楽町駅にかけて点在するアートスポットを巡るおさんぽコースをご紹介します。それぞれ特徴の異なるユニークなアートスポットを、じっくり巡ってみましょう!
Index
- 東京ステーションギャラリー
東京駅の歴史を随所に感じられる美術館 - インターメディアテク
昭和モダニズムの傑作と貴重な学術標本の融合 - アーティゾン美術館
新しい時代をつくり、体感させる美術館 - 丸の内STREET GALLERY
美しい並木道にパブリックアートが点在
東京ステーションギャラリー
東京駅の歴史を随所に感じられる美術館
東京駅丸の内北口改札すぐの位置にある「東京ステーションギャラリー」は、国の重要文化財である丸の内駅舎の構造煉瓦や鉄骨を活かした展示空間が大きな特徴で、アートファンのみならず建築ファンや鉄道ファンにも愛されています。
知られざる作家の発掘や、見過ごされてきた美術の紹介を中心とする「近代美術の再発見」をメインコンセプトとし、他の美術館には見られないユニークな企画展が開催されています。
東京ステーションギャラリー
東京都千代田区丸の内1丁目9−1
JR東京駅丸の内北口改札を出てすぐ
10:00~18:00(金曜は〜20:00)
休館日 月曜日
URL:https://www.ejrcf.or.jp/gallery/
インターメディアテク
昭和モダニズムの傑作と貴重な学術標本の融合
JR東京駅丸の内南口からほど近いKITTE2〜3階部分にある「インターメディアテク」。こちらは日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館の協働によるミュージアムで、東京大学が開学以来蓄積してきた貴重な学術標本が見られます。
学術標本というと少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は幅広い層の方が楽しめる場所です。このビルは昭和モダニズムの傑作と評されている建築物でもあり、その空気感が活かされた空間が、標本の美しさを際立たせるように感じられるはず。
インターメディアテク
東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2F・3F
東京駅丸の内南口から徒歩1分
10:00~18:00(金・土は20:00まで)
休館日 月曜日(月曜日祝日の場合は翌日休館)
URL:http://www.intermediatheque.jp/
アーティゾン美術館
新しい時代をつくり、体感させる美術館
「ブリヂストン美術館」を前身とする「アーティゾン美術館」は、23階建て高層ビルの低層部に展示室を旧美術館の約2倍の面積に拡張して2020年にオープンしました。吹き抜けになった1、2階部分は、高さ8メートルの大ガラスに囲まれた光あふれる大空間!
古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、そして現代美術まで視野を広げる多彩な展覧会が開催されます。
アーティゾン美術館として開館後の新しい試みとして一年に一度企画される「ジャム・セッション」は必見!石橋財団コレクションと学芸員、そして現代美術家が共演し、美術館のコンセプトである「創造の体感」を体現する展覧会です。
アーティゾン美術館
東京都中央区京橋1-7-2
JR東京駅から徒歩5分
10:00〜18:00 ※祝日を除く毎週金曜日は20:00まで
休館日 月曜日、祝日の場合は開館し翌平日は振替休日、展示替え期間、年末年始
URL:https://www.artizon.museum/
丸の内STREET GALLERY
美しい並木道にパブリックアートが点在
有名ブランドの路面店やオシャレなカフェ、レストランが軒を連ねる丸の内エリア。そのメインストリート「丸の内仲通り」を中心に、パブリックアートが点在しています。
並木道をおさんぽしながら、世界で活躍する現代アーティストの作品を間近で見ることができます。
この屋外展示の始まりは、なんと1972年!三菱地所株式会社と公益財団法人彫刻の森芸術文化財団が、 芸術性豊かな街づくりを目指して発足したプロジェクトで、 数年に一度作品を入れ替えながら続けられています。
春は新緑、秋は紅葉、冬はイルミネーションで彩られる街路樹と共に、アートさんぽを楽しんでみて。
丸の内ストリートギャラリー
東京都千代田区丸の内 丸の内仲通り周辺
URL:https://www.marunouchi.com/lp/street_gallery/