【都会の喧騒の間に佇む情緒あふれる銭湯!?】
上野駅浅草口から徒歩7分ほど…浅草通りを曲がり清洲橋通りから一歩奥に入ると見えてくるのは、下町東上野に根差した昭和27年再建の「寿湯」。外観は令和の今でも昭和の雰囲気を醸し出します。平日では1日600人、休日ともなると1000人以上のお客さまがいらっしゃるそう。また最近では海外からのお客さまも増え、1日100人ほど訪れるそうです。
その魅力を紐解くと、今では貴重な銭湯絵師である 田中 みずき氏が描くペンキ絵のある浴場。ペンキ絵は企業や映画等のタイアップ、時事ネタに合わせて塗り変えるなどユーモラスでバラエティに富んでいます。取材した上野駅社員も富士山の壮大な景観と繊細な線や色使いに魅入ってしまい、遠くから見るより近くで凝視してしまいました。
昔懐かしい室内風呂には日替わりの薬湯(取材日は「失踪の湯」という赤色の薬湯!)があり、その先には都内でも最大級の露天風呂が待ち構えています。湯の温度は3段階に分かれていて露天風呂、内湯、薬湯の順でそれぞれのお客様のニーズに応える設定。空を見上げると高層マンションや近代的な建物の間にひっそりと佇んでいることを認識します。
地元の方から訪日観光客の方まで幅広く愛される「寿湯」。上野~浅草散策の途中でひとやすみ、風呂上がりには腰に手を当てコーヒー牛乳を飲んでみてはいかがでしょうか・・・
※最新の情報とは異なる場合がございます。